社長ブログケヤキの木の下で
2024年3月13日
投資回収年数
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
3月も半ばになると、朝の6時は明るく青空が見えます。
- 昨日はリフォームする家の解体工事が終了するので、
現場で打ち合わせと養生でした。
中古住宅を購入されてのリフォームなので、
住みながらのリフォームではありません。
窓や一部の壁を撤去しますから、用心が悪くなります。
合板で開口部を塞ぎますが、
それを搬入する時
雨に濡れてすっかり体が冷えてしまいました。
少しぐらい大丈夫と甘く考えていました…
一時的でも体が冷えるのは良くありませんが
寒い家は一冬ずっと寒いわけで、
体が温まる時間以外は
緊張と弛緩を繰り返すことになります。
家中、お風呂も廊下もトイレも玄関も
暖かい作りになっていれば、
少なくても家の中では緊張と弛緩を
繰り返すことはありません。
- 問題はコスト。
そのような家を建てるためのコストと
暖かくするコストの両方がかかります。
よく言われるのが
断熱性をあげるのに〇〇万円
それによって削減できる暖房費が〇〇円
だから、割ってみると〇〇年で回収できるという話。
これを聞くといつも、なんだかなぁ…
暮らし方、あるいは暮らし易さ
自身や家族の健康性、
そう言ったものを
全く関係のない視点から見ているように
感じるからでしょうか。
面白いのは違和感を感じずそうなんだという方と、
そんなことは全く考慮せず
暖かくするよと言う方がいます。
そもそも考慮しない人は回収年数云々ということには、
全く興味を持たれません。
でも暖かくしたいという自身の気持ちを優先されます。
- 確かに投資回収年数と言う考え方もありますが、
住宅の断熱性については
参考程度にお考えになった方がいいように感じます。
断熱性について
投資回収年数をお考えの方でも、
耐震性について
等級1と等級3を比較して
投資回収年数が、と言う人を
見たことも聞いたこともありません。
恐らく耐震性は
命に直結する問題だからでしょうか。
そのような問題を投資回収つまりリターンや
お金には代えられないと感じるからと思われます。
地震で家が倒れるイコール命の危険と言うのは
誰もが容易に想像できます。
でも断熱についても、
健康性については同じことが言えます。
自身や家族の健康性は
お金には代えられないのですから
何年で回収云々と言う話は、
参考程度でいいのではないでしょうか。
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