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社長ブログケヤキの木の下で

2020年9月18日

絶賛、結露中

​​​おはようございます、
紙太材木店の田原です。
美濃地方の朝
24度で湿度は95%
少し歩くだけで汗が出てきます。
露点は23度ですから
空気の動きの悪いコンクリートの入隅などは、
結露して湿った状態になります。
紙太材木店の北事務所は通り土間がありますから、それを直接見ることができます。

上の写真のように土間コンクリートだけではありません。
こちらは通り土間の建具の敷居。
何度も結露しますから、木の色が白いところは何度も結露して色がぬけています。
その上部は濃いグレーで、ただ今 絶賛結露中。
敷居右側の上部の茶色いところが本来の木の色。



築100年を越える事務所で

毎年のようにこのような状態になりますが、
木が腐るということはありません。
年に一回だけなんてことはなく、梅雨時から9月一杯の3.4か月は条件が整うとこのような状態になります。
もちろん多くの家でも同じことが起こってますが、
床下で起こってますから気が付く方はほとんどいません。
物理現象ですから新築の家でも条件が整えば同様です。
基礎断熱でも床断熱でも、
べた基礎でも布基礎でも。
新築の場合、コンクリートに含まれる水分が
最初の1.2年はかなり大量に放出されますから、
条件的には起こる頻度が高くなるかもしれません。
時間とともにその頻度は落ちていくでしょう。
床下のメンテナンス
一般的には工務店やHMにお任せで、
床下には家を建ててから一度も入ったことが無いという方も多いと思います。
長期優良住宅の30年間のメンテナンスプログラムも
2年、5年、10年、15年、20年、25年、30年
これらも必要最低限の期間と考えると、
年に一度は自分の家の「床下に入る日」と言うのを決めるのもいいかもしれません。
お父さんが床下探検に行けば、
お子さんも一緒についていくようになるかもしれません。
もっとも、ホウ酸なら大丈夫ですが、
揮発性の薬剤で防蟻処理がしてある床下に入ることはお勧めしません。
ご自分の家の状態や状況を自分自身で把握することはとても大切で、
HMや工務店のメンテナンスプログラムも百点ではありません。
長期優良住宅の維持保全計画も、
必要最低限のチェック、点検程度とお考えになったほうがいいでしょう。
ご自分の資産の保全は人まかせにするのではなく、
自分自身でする以外ありません。
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