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社長ブログケヤキの木の下で

2015年8月3日

健康寿命と温熱環境  MOKスクール

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
猛烈な暑さが続いています。
温暖化が言われて久しいですが
専門家の間では地球は小氷期に向かっているという人もいるとか
つまりこれから寒くなる?
16世紀、テムズ川は毎年冬になると凍ってスケートができた
とも言いますから
我々専門外の者は暑くなっても寒くなっても大丈夫なように
準備しておくしかなさそうです。
さて、
週末はMOKスクールで大阪
第1講義は岐阜森林文化アカデミーの辻充孝准教授
第2講義は近畿大学の岩前篤教授
第3講義は無有建築工房の竹原義二さん
各100分の授業を皆さん猛烈な速さで講義していきます・・・
最近はどの講師の方もパワーポイントをつかいますから
スピードが尋常じゃない
一昔前ならホワイトボードに手書きがメイン
せいぜいプロジェクターで写真を使う程度でしたが
今はパワポに全て入っているわけで
先生はそれをまた解説していく手法
いくらパワポでも全ては入れられないのでそうなる訳ですが
昔大学で受けた90分授業と比較すると
今の100分授業はその4倍から5倍、人によっては10倍以上の情報量があります。
というわけで
復讐が欠かせませんがそんな授業が3コマあると
頭が爆発します(^_^;)
一般の方にも知って頂きたいことが山ほどあるので
岩前先生から許可を受けてるところを
2.3紹介しましょう。
2015-08-01 006.JPG
これは冬の寝室の温度の比較
日本の戸建住宅 5度から15度程度
日本のマンションの中間層階 15度から19度
欧米の戸建 20度から24度
寝室の温度なんて布団の中に入っていれば関係ない
と思ってる方もいると思いますが
60歳を超えて夜間のトイレが2.3回ということになれば
血圧も上がるというもの
また10度以下の空気を吸い込んでいると
体に負担がかかることもわかっています。
そもそも睡眠の目的は体や脳を休めること
負担がかかった状態では休んだことになりません。
もう一つは健康寿命
2015-08-01-1 001.JPG
数日前、女性の平均寿命が世界一
男性は3位となってましたが
それは寿命の話
上の写真は健康寿命
すなわち元気でいられる年齢
その年齢を過ぎると介護や支援が必要なるという年齢です。
意外に低い年齢から介護や支援を受けてるわけで
住まいの環境も影響していることが想像できます。
日本全国で平均すれば
男性も女性も10年以上何らかの支援や介護が必要な期間があります
以前も紹介しましたが
NNK(寝ん、寝ん、コロリ)
PPK (ピン、ピン、コロリ)
を意識する必要があります。
低い性能の戸建を建てて住むくらいなら
マンションの中間階の方がNNKになる確率は低そうです。
住まいの温熱環境の大事さがわかると思いますが
一歩進めて、それを数字で確認することが必要です。
抽象的で感覚的な
自然のぬくもり・・、真綿に包まれたような暖かさ・・
なんて情緒的な言葉ではなく
外皮平均熱貫流率や
Q値といった数字確認してください、
車の燃費の確認と同じことです。

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