社長ブログケヤキの木の下で
2016年7月18日
大阪 MOKスクール
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
週刊天気予報を見ると
なんとなくなし崩し的に梅雨明けか?
などと期待してしまう予報が出てますが
さて、どうなんでしょう。
週末はMOKスクールで大阪
第1講座は
落合俊也さん(森林・環境建築研究所)
テーマは「森林共生を目指した木造住宅の設計」
森とヒトとの関係を進化の過程まで遡り
そこからあるべき住まい環境を科学的に検討されています。
とても新鮮な考えで建築家がそこまでやるのかと驚いた次第、
建築の範疇を超えた設計とでも言ったらいいでしょうか
私の考えの遥か先を行っておられます。
第2講座は
魚谷繁礼さん(魚谷繁礼建築研究所)
テーマは「魅力的な木造空間をどうつくるか」
京都で事務所を開かれていることから
テーマに合った京都型住宅モデルの発表
京都でしか考えられない町割りや路地
構成される各戸の敷地形状
その制限された中での現代にあった京都型住宅モデルの解説
関西人特有のウケ狙いのサービスもあって面白い
懇親会でお話を聞くと
毎日のように設計依頼の電話が来るけど
とても無理と全て断ってるとか
毎日ですか?
ええ、毎日です。
・・・・・
サラっと言われてしまいました。
京都で超人気の設計事務所です。
第三講義は
手塚貴晴さん(手塚建築研究所)
テーマは「木を木として扱う」
幅広く仕事をされてますから
今回の講義は木造に特化したもの。
それでもびっくりポンの話が目白押しで
全体の仕事を含めるとどこまで話が広がるか想像もできません。
設計者でなくても雑誌などでその作品は広く紹介されてますし
奥様も建築家ということでご存知の方も多いと思います。
嵌合接合(かんごうせつごう)と言って
木材同士をかみ合わせて、主に「めり込み」で抵抗する接合方法を
基本とした納まりはシンプルで気持ちのいいものです。
また木の柱の剛接合なんていう裏技の紹介もあって
これを使うと柱とガラスで家ができるなんてことも可能
筋交いや壁がいらないんですね。
懇親会では華麗なピアノさばきでショパンなんぞを
弾かれてましたが嫌味にならないところがすごい。
というわけで
これから新築住宅をお考えの方も
ネットで検索するとお三方の建物がすぐに検索できますから
ご覧になってください。
次回は
豊田保之(トヨダヤスシ建築設計事務所)
前真之(東京大学 准教授)
西方里見(西方設計)
楽しみな講義です。
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