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社長ブログケヤキの木の下で

2018年3月9日

あなたの家のZEHは10年後もZEHか?

​​おはようございます、
紙太材木店の田原です。

引き戸の閂(かんぬき)錠
田中工務店の田中さんは1ダース購入の大人買いですが
私は気が小さいのでそんなことはできませんでした・・・
ZEHの3省合同説明会がありました。
3省というのは経産省、国交省、環境省の三つ
平成30年度には住宅の省エネ化、省CO2化に向けて900億近くを予算として計上するようです。
電力会社の購入価格、住まい手からすると売電価格が低下するにつれ
大手のHMではパネルを搭載する割合が減ってきていると聞いていますが
国は家庭部門でのエネルギー消費を何としてもさげるつもりのようです。
しかし、新築住宅を建てる予定の人にとってそれは国の都合なので
はっきり言えば関係ありません。
パネルを搭載するということはそれだけ予算が膨らむわけで
補助金と売電収入で増加した分の費用が何年先にペイするかで判断されます。
実際、新築注文住宅のうちZEH補助金が交付された割合は
愛知県の場合6%程度、岐阜県は7%ほど、
その中にはパネルを載せているけど
補助は受けていない家は入っていないのでパネル搭載の家はもう少しあると思いますが
パネルを検討できる予算のある人はある意味収入もそれなりにある方で
今の政策は余裕のある方に補助が出て
余裕のない方は初めから蚊帳の外という矛盾があります。
これから新築を検討される方のうち
資金的に余裕のある方はパネル搭載もOKですが
前提となるのは住宅本体の性能で、
それをどこまで高めておくか。
売電価格の変遷を見れば
近い将来、電力会社に売る売電価格は購入価格より安くなることが予想されます。
自家消費ということになった時に問われるのは
住宅自体が持っている断熱や気密、換気といった性能です。
現在ZEHの家でも、
売電価格は10年が期限でそれを過ぎれば多くの家がまた電気代を払うことになると予想されます。
新たに建てた家に
40年、50年住むと考えると
できるだけ住宅本体の性能を上げることが第一で
パネルの搭載はそれでも余裕があればということでしょうか。
10年後、20年後に順次法律が改正されれば
求められる住宅の性能は高まることはあっても低くなることはありません。
耐震基準も何度も改正されていますから
2020年に省エネ基準が義務化されれば
以後はその基準を上げていけばいいことになります。
2018年当時はZEHの家だったけど、今では・・・
補助金をあてにしたZEHではそうなることも予想されます。
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