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社長ブログケヤキの木の下で

2018年4月6日

ZEH住まいで 「我慢の省エネ」をしている人が4割


小牧にあるMRJの組立工場入口
昨年から見学を受け付けています。
写真撮影はここまで、セキュリティチェックもあり
工場の大きささえも教えてくれません。(月産の生産能力がわかってしまうからとのこと)
HPにはMRJミュージアムとして紹介されてますが
その言葉だけだと組立工場まで見学できるという印象がありませんからもったいない
工場内部にはエンジンの付いていない6号機と7号機が置いてありますし
飛行機の組立工場のスケールの大きさには圧倒されます。
併設されているあいち航空ミュージアムでは三菱が作ってきた飛行機の実物やモデル
それに実物のゼロ戦も置いてありますから大人も子供も楽しめます(MRJは未就学児不可)
飛行機の組み立て工場で見学できるのは
アメリカのシアトル(ボーイング)、フランスのトゥールーズ、(エアバス)
それにこの小牧のMRJだけだそうです。
もっともMRJはアメリカでの試験飛行中なので本格的に工場が稼働するのは2.3年先とか
でも、上で書いたように6.7号機だけでなく分割された状態の飛行機も3機ほど工場内にありますから
見ごたえがありますし、今なら空いてますからゆっくり落ち着いて見ることができます。
さて、
しばらく晴天続きで暖かい日が続きましたが
週末は少し寒くなりそうな予報が出ています。
花粉は相変わらずひどくてティッシュが手放せません・・
新建ハウジングプラスワンの付録冊子に
環境共創イニシアチブがZEH(ゼロエネルギーハウス)で建てた住まい手のアンケート結果を掲載しています。
注目したいのは5.6地域(美濃地方該当)で
「我慢の省エネをしなくても光熱費が抑えられている」について
6割しかyesとなっていないこと
(5地域58.9%、6地域63.7%)
ZEHにしても残りの4割はそう感じていないんですね。
4地域(中津川など東濃地方が該当)に限ると
その回答は54.1%とさらに低くなります。
母数は全国の4.5.6地域でZEHで建てた人が対象
4地域が母数109戸
5地域が同572戸
6地域999戸
ZEHだからと安心して
自分が快適と思える室内環境にしたら意外に光熱費がかかってしまった。
それで、あわてて少々「我慢の省エネ」をして光熱費を抑えている
そんな人がZEHで家を建てた人の4割もいるということでしょうか。
省エネの基準をどこに置いているかで
この回答は違ってきます。
人それぞれでZEHにして年間の光熱費が10万円なら省エネだと考えるか
5万円なら省エネと考えるかで違ってくるわけです。
ただ、4割近くの人が自分で考える省エネに達していないというのは
設計段階での事前説明が不足していることが一因かもしれません。
ZEHは主に外皮の性能(断熱材やサッシ)や設備機器の性能で年間のエネルギー消費量を説明しますが
その時、室内の設定温度によるエネルギー消費の違いや
気密性能が室温に与える影響(エネルギー消費が違ってくる)については説明しません。
ZEHは主にUa値から導き出す計算ですからそうなってしまいますし
ZEHを建てる側もZEHを売り込んでいるわけで
そこに住む人の暮らし易さは既にZEHであることで完結していると思っているので
マイナス側の説明はしませんし、おそらく知らないというのが実態でしょう。
そんなこんなでZEHで建てた人は
あれ、違うんじゃないと感じてしまうことになります。
ZEHで家を建てる場合、十分に事前説明を聞く必要があります。
ご自分が快適と思う環境や室温がどの程度か
冷え性の方なら一般の方より暖かくする必要があります。
冬に室温を24度にしたらエネルギー消費がどうなるか
家中22度にしたらどうなるか
答えられないようなら単にZEHの家が売りたいだけで
あなたの住まいの快適性や暮らし易さにはあまり興味がないのかもしれません。

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