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社長ブログケヤキの木の下で

2022年6月24日

ダクトって


おはようございます、

紙太材木店の田原です。
どんよりとした梅雨空ですが今のところ雨は降っていません。
なんとか持ちこたえてくれると、助かります。
本日は朝から羽島の家の換気配管。
空調屋さんに任せる工務店もありますが、基本は工務店施工。
ダクトの45度の曲がりや90度の曲がりでは
圧損が発生しますから、
空気の流量をきちんと計算する必要があります。
当然のことですが、気積(空気の量)の大きなLDKのような部屋には
その部屋の気積に見合った空気が必要ですし、
小さな部屋(トイレやWIC)にはそれなりの空気が必要です。
空気と言いましたが、それは冬は暖かい空気、
夏は涼しい空気の事を言います。
もちろん、お風呂や脱衣室と言った空間は潜熱(簡単に言うと水蒸気)が
多く発生しますから、その対策も必要です。
また、南側に窓のある寝室や子供室では
昼は日射の影響が大きく出ますし、
夜の窓は壁より熱が多く貫流しますから
冬や夏でも条件が異なってきます。
一種の全熱交換式の換気装置が設置してある家でも、
夜は北側の子供室やWICが寒いとか
脱衣室が暑い、玄関が寒い、
なんてことはざらにあります。
そもそも、一種の全熱式の換気でも多くの場合トイレや脱衣室、
お風呂の換気は個別の壁付け三種換気が主体ですから
なおさらです。
つまりこの換気装置は熱交換率93%と言っても、
それは装置の中を通る空気の話。
お風呂や脱衣室、トイレなどは個別の換気ですから
家全体の空気の熱交換率となると悪くすれば60%程度、
湿度に至っては…

これらの多くの原因は、ダクト設計を換気装置メーカーに丸投げとか、
設計だけでなく工事もお任せというケース。
言い方を変えると、高い換気装置をお宅のものを使うから
設計や工事を含めてできるだけお値打ちでしてくださいね、
換気装置メーカーなんて何所でもあるんだから・・・

これでは設計や施工の精度に影響がある可能性があります。
それに換気ダクトの配管の精度なんて自分でやってみなければ、
いいか悪いか判断できないだろうなと思う次第。
一種の全熱式の換気装置を使うから
家中隈なく暖かい
隅々まで涼しい?
他人任せではそうなるかどうかは、保証の限りではありません。

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