社長ブログケヤキの木の下で
2013年12月20日
結露は冬の室内風物詩?
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
紙太材木店の仕事納めは27日
ということは今年もあと1週間
年々一年が早く過ぎ去っていく感じがします。
さて、結露の季節がやってきました。
寒い家では窓の結露は当たり前で
それは冬の室内風物詩
と思ってらっしゃる方もいるかもしれません。
更にもっと寒い家では
窓だけでなく押入の壁が結露したり
寒い家のままリフォームして
貼ったばかりのクロスの表面が結露なんてこともあります。
お使いの寝室の窓が結露しているのは
よくご覧になってると思いますが
実は使ってない部屋の窓も結露している場合が多い
使っていないイコール暖房してない部屋イコール寒い部屋
特に北側の納戸やトイレ、お子さんが独立されて
使わなくなった部屋など
この窓が結露します。
??
一般の方の常識では
暖かい空気が冷たいガラスに触れて結露する
だから寝室の窓が結露するのはわかる
しかし暖房してない部屋のガラスが結露するの?
暖かい空気は沢山の水蒸気を含むことができます。
そう、いっぱい水蒸気を持ってるんですね
その空気が冷たいものの表面で急速に冷やされると
冷たくなった空気は少ししか水蒸気を含むことができませんから
冷たいものの表面で水となります。
寒い部屋は?
冷たい空気は少ししか水蒸気を含むことができないのがミソ
もともと冷たい空気なんで
少ししか水蒸気を含むことができないのに
更に窓で冷やされる
同時に暖かい部屋からは
水蒸気だけが移動してくる
(水が高いところから低いところに流れるように
水蒸気は沢山あるところから少しのところへ拡散していきます
ドアが閉まっていても隙間から入ってきます)
冷たい空気で水蒸気はこれ以上含めない、と思ってるのに
更に窓で冷やされてしまう。
これが使ってない部屋で起こる結露
だったら
窓を開けておけばいいんじゃない?
いえいえ
先ほどの結露したところ
すぐ横の窓もこんな具合に結露してます。
実はここはカマドのある部屋
構造上、ガラスの無い開口部があって
窓を開けてるのと同じ状態
窓を開けても他の部屋から水蒸気が入ってきますから
結露は防げません。
室内では常に水蒸気が発生しています。
「東京電力 暮らしのラボ」より
とすれば
次に考えるのがサッシの性能アップ
新建ハウジング+1 2013年2月号
これを見れば
ペアガラスでは明らかにダメ
アルミ、樹脂複合サッシでも結露は防げません。
赤丸印の樹脂サッシ(PVC)でなければ常に結露に悩まされることになります。
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