社長ブログケヤキの木の下で
2013年11月13日
今日は更に寒い! 1.5度
おはようございます。、
紙太材木店の田原です。
今朝は昨日にまして寒くて1.5度
ちょっと外を歩くだけで
指が冷たくなります。
(道路を横断するだけですけど)
最近のデジタル温度計は湿度計もついていて
写真のような温湿度計をお使いの方は稀ですね。
でもこちらの方が信頼性が高かったりします。
湿度計で湿度を見ると70%
これだけ見ればそこそこ湿度はあるんだと思いがちですが
実は落とし穴があります。
湿度には相対湿度と絶対湿度があります。
相対湿度は空気中でその温度で
目いっぱい水蒸気を含むことの出来る量に対して
今何%の水蒸気があるかを示しています。
絶対湿度はgで表され
空気中に何gの水蒸気があるかをを示しています。
空気の中に含まれる水蒸気の量は温度によってかなり違いがあります。
温度が低ければ低いほどその量は少なくなります。
逆に温度が高いと沢山の水蒸気を持つことができます。
温度が低い時の相対湿度70%は
(今日の場合1.5度)
何gの水蒸気があるのかというと
空気1kg(大雑把に1m3)当たり4g
4g
・・・・
何かと比較しないとよくわかりませんね
真夏の30度の空気と比較してみましょう
真夏の30度の空気で湿度が70%だと
何gの水蒸気があるかというと
21g
なんと5倍以上の水蒸気があります。
空気中に含まれる水蒸気の量が同じ70%でもこんなに違います。
え~っと
そうすると
今日の1.5度の気温で空気中に含まれる4gの水蒸気は
真夏の気温30度の時、同じように4gあるとすると
何%の相対湿度かというと
何と
10%・・・
真夏に
「今日の相対湿度は10%です」
などと天気予報で放送されようものなら
砂漠並みの乾燥度、異常乾燥です!
温暖化の影響がここまできました!
などと大騒ぎになること請け合いですが
冬だからそんなことにはなりません。
一般の方が相対湿度や絶対湿度について
よく知らないからというのが実情かもしれません。
しかし
日本の冬はそれほど
砂漠並みに乾燥していることを
知っておく必要があります。
ということで
冬に家の中で幾ら加湿器を動かしても
常に外に向かって水蒸気は流れていきます
隙間から、壁から、天井から・・
水蒸気が外に流れない工夫が健康に繋がりますから
家の設計者はそのことにも留意する必要があります。
外出すれば砂漠並みの乾燥地帯を歩くわけですから
せめて家の中にいるときは適度な加湿状態が肌にも健康にもいいと思うわけです。
気温が低い時の相対湿度は
その数字の大きさほどの水蒸気を持っていません。
小さいお子さんやお年寄りのいる家庭
風邪気味な方の健康度は空気中に含まれる水蒸気に影響されます。
加湿しましょう。
でもそう言うと中には
窓が結露するという方がいるかもしれませんが
それは断熱不足の家
冬、健康に暮らすには加湿が必要ですが
それで窓が結露するのは設計と家に問題があります。
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