社長ブログケヤキの木の下で
2016年4月4日
使わなくなった和室二間を大胆にリノベーション 川辺町の家G
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
ようやく怒涛の10日間が過ぎました。
年度末は何かと集中しますし
加えて段取り下手が身についていますから
脳みそがパンクしていたかもしれません。
さて、
川辺町では築30年ほどの土壁の家の
リノベーション工事が始まってます。
昔ながらの本屋普請の家ですが
建物の西側に配置されている和室二間(床の間、書院、仏間付き)が
利用されることはほとんどありません。
加えてお子さん達もそれぞれ独立して別に所帯を構えると
大きな家に夫婦のみという家も多くあります。
今回のお宅では
独立したお子さんたちがお孫さんを連れて泊まりに来たり
食事に来たりということがよくあるご家族で
全員が集まって食事が出来る快適なスペース作りが目的
ということで
手狭なキッチン&リビングの一体改装という安易な改装ではなく
使っていない和室二間をLDKにしようという
大胆なリノベーション
和室二間はスケルトン状態にしますが
外壁側の土壁はそのまま残します。
純和風の家で外壁側まで工事範囲が広がると
それだけコストかさみますから
目的に合わせた工事が必要となります。
今回のリノベーションでは
断熱改修もその目的の一つ
土壁を残した断熱改修は様々な方法がありますが
今回は壁の内側に断熱層を設けます。
ということで
外壁の内側にもう一つ壁を作ることに
丸太の梁が縦横に入ってますから
防湿工事には技術と経験が必要
この丸太を避けながら気密シートを貼らなければなりませんから
やりにくいことこの上なし
造作工事には長期優良住宅化リフォームや
粟野の家でも活躍した丹羽大工さん親子
きっちりした性能を確保した上で
デザインやインテリアがあるべきですが
見た目だけのリフォームもまだまだ多くあります。
さて、このリノベーションのデザインがどうなるかは
まだ少し先でないとわかりません(^_^)
完成したら
またご報告させていただきますね。
2ヶ月ほど先になります。
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