社長ブログケヤキの木の下で
2009年12月14日
建前3日目
こんばんは、
紙太材木店の田原です。
建前3日目の朝の状況です。
昨日までに大屋根(二階の屋根)の
桧皮を葺くことが出来ましたが、
下屋(一階の屋根)はまだ垂木のままです。
本日中に残りの下屋に桧皮まで葺きます。
これは杉の化粧の裏板を貼っているところです
化粧とは取り付けた材料がそのまま見えることを言います。
つまり、この杉の板は既にきれいに鉋をかけて
削ってあり、今回取り付ければそれが仕上げとして
完成されたものになります、
それはそのままお客様の目に見える事を意味します。
ですから、工事中の取付には注意を払いますし
手の痕が出てしまう場合もありますので
汚れた手では作業は出来ません。
また、工事が完了するまでキズや汚れがつかないように
注意する必要があります。
少し専門的になりますが
この写真は破風の小口付近の納まりです。
下から、破風(はふ)、裏甲(うらご)、広小舞(ひろこまい)、瓦桟です。
横から見るとこのようになってます
裏甲の上に広小舞と縦に登っているのが
登淀(のぼりよど)、その上に登桟です。
広小舞と登淀は留め(とめ、45度の角度でくっ付ける事)でつなげてあります。
瓦桟が広小舞よりひっこんでいるのは
その部分に漆喰を塗るためです。
雀口とこの瓦桟をまとめて
漆喰で塗りこんでいくことになります
本日は、少し専門的なお話になってしまいましたね。
それでは皆さんまた明日。
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