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社長ブログケヤキの木の下で

2009年12月22日

甍 いらか

こんばんは、
紙太材木店の田原です。
荒壁の家
土葺き瓦の家でもあります。
ジュラシックパークのウンコ
昨日はこんな具合でしたが、
12.21 023.jpg
今日、新たに補充されました
12.22 024.jpg
匂いはさほど強烈ではありません。
この土を使ってこんな具合に
瓦を葺いていきます。
12.22 019.jpg
さて、現在ではほとんどの場合
土を使って瓦を葺く事はありません。
よほど、土にこだわりのある方でなければ
桟葺きと呼ばれる土を使わずに
桟にステンレスの釘で固定していく
葺き方が主流です。
土を使う事により
瓦の重さプラス土の重さで
建物の上部が重くなり
地震の時に被害を受けやすいと言う
考えによるものです。
しかし、このような説もあります。
土の上に瓦が置いてあるだけなので
強い地震が来たとき
揺れにより瓦と土がズレ落ちて
屋根の荷重が小さくなり
建物の倒壊を防いでいるというものです。
この考えでいくと
瓦1枚一枚を釘で固定していくと
地震の揺れがきても
屋根はいつまでも重いままで
倒壊しやすい、
あるいは、重いままの屋根で建物を倒壊させないため
筋交や、補強金物を大量に設置する必要がある。
となります。
いろんな説がありますが
参考に覚えておいてください。
この家では土で葺きました。
この吸い付くように葺かれた瓦の美しさを
ご覧下さい。
桟葺きの瓦ではできません。
12.22 021.jpg
それでは、みなさんまた明日。

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