HOME >> ケヤキの木の下で

社長ブログケヤキの木の下で

2017年7月19日

性能の良い住宅の情報収集はネットでは困難

おはようございます、
紙太材木店の田原です。

梅雨明け宣言は出てませんが快晴で気持ちのいい朝です。
昨夜、「建築知識ビルダーズ」を読んでました。
28号なので今年の2月に発行されたもの
質の高い家づくりをサポートする住宅専門誌です。
「建築知識」という本もあります。
出版社は同じエクスナレッジ
こちらは実務者のための専門誌ですから
一般の方が手に取ることはほとんどありませんが
「建築知識ビルダーズ」は一般の方が読んでもためになります。
というのも
今の時代、住宅を建てる予定の方の情報収集はネットが圧倒的
そこにプラスして住宅雑誌があるわけですが
Sumoに代表される住宅雑誌の多くは工務店やHMの言わば宣伝広告
どちらかと言えばデザイン主体の情報収集
目で見て楽しいですし、いろんな空想やアイデアも浮かんできます。
もちろんデザインも大切ですが
住まいの基本的な性能についての考察が十分されているわけではありません。
ネットで探すとこのような工法が自社宣伝で出てきます。
でも本当だろうかという疑問に明確に応えてくれるわけではありません。
HPも住宅雑誌と同じくやはり自社宣伝なるからです。
ネットで探す情報は玉石混合、
玉なのか石なのか専門的な知識がないとなかなかわかりませんし
お客様の声もデータもいかようにでもなります。
ということで、
簡単に言えばネットでの検索は限界があります。
性能の良い住宅を建てたい場合参考になるのは
上記で挙げた、「建築知識ビルダーズ」のような紙媒体で
しかも宣伝ではなく取材されているものです。
ペイパブのように取材に見せる宣伝もありますから注意が必要ですが
注意して読めばそれは分かります。
28号の建築知識ビルダーズを読むと
エコハウスと言われる家や性能の良い家には共通したものがあります。
それは
・断熱材を厚くすること
・サッシにいいものをつかうこと
・換気計画をきちんとすること
・日射を意識した設計をすること
・気密を取ること
この5点ぐらいでしょうか。
上で紹介したような〇〇断熱や○○工法なんてものはありません。
できるだけ、客観的にその道の専門家はどう考えているかを知るには
紙媒体もまだまだ捨てたものではありません。
スマホやパソコンは万能ではありませんから
性能の良い家を建てたい方は
この本を購入しても損はありません。

Archive

ご相談予約
資料請求