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社長ブログケヤキの木の下で

2015年4月8日

住宅性能のバイブル本 HEAT20

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
また寒くなってきましたね
実は事務所ではまだマキコを焚いています(^_^)
なんと言っても暖かいのは気持ちがいい(^v^)わけで
ちょっと寒いのを我慢するか?
ちょっと暑いのを我慢するか?
この時期迷うことがあるかもしれませんが
紙太材木店では迷わずちょっと暖かいのを我慢してます。
さて、住宅性能
国の姿勢も資材業界の方向性も明確になり
後は個々のHMの出してくる商品に
焦点が当たるようになります。
一条やスエーデンハウスと言った一部のHMを除けば
世界基準に対抗できる気密性の確保は
どのHMでも達成できていない状況
(せっかく数年前に日本の住宅の気密性能は
どんな家でも達成できている、と省エネ基準から外したのに・・・)
国交省の一部では地団駄を踏んでますが
(つまり国の方向としてはHM以外は日本の住宅には不要、
さっさと世界基準の性能をHMが達成できれば工務店や個人大工などお払い箱のつもりかもしれません)
世界基準になりつつある
ドイツのパッシブハウス基準
日本の大手のHMではどこもクリアできませんが(一条もスエーデンハウスも)
研究熱心な地場の工務店では次々にクリアしています。
これって住宅業界はどこかで経験してます
かつてのR2000住宅と同じ構造というわけです。
一般のこれから家を建てようとする方の中には
既にそのようなことに気づかれている方も多く見られますが
大部分の新築購入予定者は気づいていません。
さて
そんな中で最近立て続けにいろんな書籍が発行されています。
多くの住宅初心者の方はネットでの情報収集がメイン
もちろん検証のためのオープンハウスや見学会にも行かれますが
ネットの情報はある意味限界があります。
つまり、どこも実は宣伝
客観的な思索あるいは自分の物差しを持つためには書籍が重要となります。
この春から新たな住宅性能の流れに適した
とても読みやすい本や冊子がいくつか出ています。
P4070020.JPG
初心者の方にお勧めなのは
「マドコト」「APW樹脂窓シリーズ」のカタログ
どちらもYKKに請求すると無料で入手できますが
出来栄えは高性能な家を作っている我々から見てもその出来は秀逸
岩前教授の資料やら東京ガスの資料やら
一般の住宅初心者がみてもすぐに性能の重要さがわかるようになっています。
「チビコト」は旭化成
伊礼さんの
「伊礼智の住宅設計」
これはちょっと初心者を卒業された方向け
2年ほど前に発行されてますが
木造集宅の美しさの原点が
HMの作りといかにかけ離れているかを実感できる教科書
これを読むとCPが良く同時に質の高いデザインというものが
どんなものかがよくわかります。
「燃費半分で暮らす家」
日本で最も古くから高断熱高気密を推奨している
新住協が出している本で
家中冷暖房して今の燃費の半分で暮らせる家とは
どんな数値基準でなければならないかなど詳しく出ている。
家の性能のことを少し勉強した方なら
充分理解できる内容
値段も手頃で「○○工法」がお勧め、じゃないところがいい
最後は「HEA20」
ひょっとしたらこの本
後世、日本で発行された
住宅性能に関する本の中でバイブルと評されるかもしれない程の本と私は感じました。
大げさに言えば建築士に義務付けられている
定期講習のテキストでも通用します。
一般の住宅初心者が読んでも経験20年の設計士が読んでも
誰が読んでもそのレベルに合わせた読み方ができて
住宅の性能の重要性がよくわかります。
ともすれば住宅性能の本は
コマーシャリズムの影響を受けたものも多く
何らかの工法や断熱材、換気システムといったものを
暗に推奨している場合が多いのですが
この「Heat20」はこれからの日本の住まいの方向の一つを
明確に示しています。
最後はおまけ
黒木さんの「くろぎのおかず」(^_^)
さて、先ずは挑戦
蛤の柳川風
鮪の納豆和え
ご報告は後日

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