社長ブログケヤキの木の下で
2022年2月9日
見えない空気と熱が
留め石
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
節分が過ぎたのにまだ寒く、最低気温は氷点下が続く美濃地方です。
昨日は2年点検で大門の家に行ってきました。
ご主人も在宅でしたのでいろいろな話ができました。
完成と同時にコロナで
この2年ほどは在宅勤務とか。
居心地がいいので
外に出ることが少なくなったというのは、
性能のいい家に住まわれている方に共通するお話しです。
もう一つ共通するのはお風呂。
冬季は室内が乾燥気味になりますから
浴槽にお湯を溜めて蓋を外して、
ドアも開けておけば湿度はかなり違います。
ロハの加湿器ですから、
夜に最後に入浴した人が掃除をしてお湯を抜いてしまうのは
もったいないわけです。
サーキュレーターを使えば、一晩で湯船の深さが1cmから1.5cmほど下がりますから
0.6mx1.2mx0.01mx1000=7.2L~10.5L加湿されます。
(電気代は8時間使って5円ほど、
設計時に室内に向けて換気扇を設置すればもっと安くなります)
ということで
お風呂の掃除をいつされるかお聞きしたのですが、
ご夫婦ともシャワーで済まされるとのこと。
つまり、お風呂掃除と言っても浴槽には入らないから
一般の方が普段している浴槽洗いはありません。
これって、実はとても楽ちんで、日々の家事の一つが無くなります。
ちなみに住まい手は50代のご夫婦です。
家中寒くない、換気ができているとなると
従来日本のどの家庭でも見られていた
浴槽に肩まで浸かるとか、
毎日お風呂の掃除をするといった生活パターンも変化していきます。
点検に行けば必ずトイレも確認しますが、
トイレ臭のするトイレは小さなお子さんのいるところでも、
今のところ出会ったことはありません。
性能のいい家に住むことは
ある意味、暮らしを豊かにすることにほかなりません。
デザインやインテリアも大切ですが
断熱や換気は目に見えません。
見えない空気と熱のデザインもとても大切です。
PS
寒冷地ではエコキュートの凍結防止のため、
浴槽に10センチほどお湯を残しておく必要がありますから
そのままお使いいただけますが、
寒冷地でない地域でシャワー派の方は
加湿のためにお湯張りも意識してください。
乾燥感が和らぎます。
Category
- 家づくりのたいせつな話(513)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(414)
- 温熱環境(207)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(36)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(91)
- 建築巡礼(36)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(32)
- 手仕事 道具 機器(93)
- 断熱のこと(88)
- イメージ 仕上がり(72)
- 暮らし(177)
- 古い民家の再生(80)
- 経年変化(7)
- イベント情報(27)
- 換気(25)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(6)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(67)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(2)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(3)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)