社長ブログケヤキの木の下で
2024年11月28日
ウッドデッキは庭と室内を繋ぐ現代の広縁
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
昨夜の雨でケヤキの葉が大量に
落ち葉となって積もってます。
濡れ落ち葉は簡単に掃けない厄介ものです。
- 先日、新住協の理事の衣川さんが
ウッドデッキとパーゴラの事をFBに書かれていました。
業界では隈研吾さんの木造の建物の
木の使い方に疑問が出されていますが、
木は雨に当たれば傷んでいくものです。
ただ、雨にあたったり濡れたりしても
早く乾く環境や工夫があれば、
傷みの速度は反比例してゆっくりになります。
パーゴラと言うのは屋根のない木組みの屋根。
おかしな言い方ですね。
骨組みだけの屋根と言ったいいでしょうか。
蔦を絡ませたり
帆布で日よけを作ることが目的です。
屋根はありませんから木で作れば雨で濡れて、
10年~15年程度で作り変えることになります。
パーゴラとはそういうものです。
もちろん、そのパーゴラの下に
ウッドデッキがあれば同様に傷みますから、
補修や材の交換が必要になります。
- そういうのはNGと言う場合
対策は木ではなく - アルミや樹脂製のものとなりますが、
デッキの場合雨に当たらないようにするのも
一つの対策です。
大きな庇をデッキの上につけたり、
屋根の軒を伸ばしてデッキに直接雨が
当たらないような工夫です。
木材は雨に当たらなければ問題なく長持ちします。
もちろん、白蟻という問題もありますから
住まい手は注意が必要です。
- デッキに関しては
通常日当たりや風通しのいい場所に設置されますし
目も届きやすいので、
デッキの蟻害と言うのは住まい手の注意で
相当程度防げると思います。
ただ、お子さんが小さい頃は
デッキを使うことがあっても
成長とともにデッキを使わなくなる
あるいは長い間に
生活スタイルも変わるわけで、
デッキそのものに意識がいかなくなれば
ある意味放置されるわけです。
そうなると、蟻害の可能性も高くなります。
- さて、ウッドデッキは
家の中と外を緩やかにつなぐ
中間領域と見ることができます。
一昔前の日本家屋では広縁にその役割があり、
沓脱石がそのつなぎを補完していました。
家の中にいながら庭との一体感を感じさせる
空間を作っていたと言う事が出来ます。
現代の住まいに在っては
ウッドデッキは一昔前の広縁と
言っていいかもしれません。
広縁を雨に濡らすなんて言語道断?
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