社長ブログケヤキの木の下で
2013年5月8日
日射と照り返しも防いで通風も確保できる優れもの
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今、お打合せをしているI邸
定年を前に水廻りも含めた全面改装のプランで
中には断熱改修も含まれています。
実は
寒さに対する室内の暖かさの確保は
ポイントを押えると比較的容易で
床、壁、天井、サッシ、気密、日射利用に暖房システムといったところ
畜熱もあるけど今回は除きます。
暑さに対する過ごし易さの確保ということになると
上記に加えて日射対策と通風が必要になってくる。
今回はその対策のうち
日差しを室内に入れないことについて
特に掃出しサッシという
床まで届く大きなサッシでのこと。
暑さ、寒さの対処方法は「体感原理」を知ることが大事で
これは同じ気温でも人は暑く感じたり涼しく感じたりすることがあって
例えば湿度が高いと蒸し暑く感じたり
コンクリートの壁の前ではゾクゾク冷気を感じたり
気温が同じでも
水蒸気や自分の周りの壁や天井の温度の違いによって
体感気温は変わってきます。
水蒸気は別にして
床、壁、天井の表面温度はそこにいれてある断熱材によって
変わってきます。
断熱材が厚く、性能の良いものだと
外部の熱の影響が室内の壁の表面温度にあたえる影響も少なくなります。
一般に体感気温は
気温と周囲の床、壁、天井の表面温度を足して2で割った数値となります。
ですから日射を入れれば日の当ったところは熱を帯びて
体感気温も上昇します。
さて、今回は日射を室内に入れないことについて
日差しを入れない工夫はいろいろあります。
よしずやすだれ、カーテン、庇、ブラインド
ゴーヤやへちまもありですね。
ただ、庇を除けば
どれもある程度、通風をさえぎってしまいます。
庇はかなり大きなもの除けば
12時前後には日射を防ぎますが
陽が傾けば入ってしまいます。
通風をある程度確保してくれて
日射を長時間防いでくれるもの
同時に冬の日射は入れてくれるもの
そんなものがあると
夏も冬も暮らし易くなります。
なんでしょう?
実はオーニング
I邸では20年も前からオーニングを使っていて
奥様がいかにいいものかを懇々とお話ししてくれました。
今回は掃出しサッシがもう一ヶ所増えるので
そこにもオーニングをお付けする予定。
通風も確保できて
日射も防いでくれる優れもの
同時に大きな影は照り返しの影響も防いでくれます。
照り返しと言うのは窓の外の地面やコンクリート
デッキの表面温度が直射日光によって暖められ
そこから出る赤外線のことをいいます。
その照り返しの赤外線は室内に立っていれば直接受けますし
座っていても照り返しの赤外線は天井面や壁面を暖めます
すると暖まった天井や壁からの赤外線を体が受けて体感気温は上昇する事になります。
昔は八百屋や駄菓子屋の軒先に決まってありました。
タカショー
最近では見る機会がありませんが
デザインもいいのがそろってますし
女性でも簡単につかえます。
電動タイプもありますが手動で十分。
是非一度お考えになって下さい。
暑い夏、冷房はちょっと
でも涼しく過ごしたいという方にお勧めです。
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