社長ブログケヤキの木の下で
2009年8月19日
紙太の山
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は一日机の前での仕事、
もともと、現場の方が肌に合ってるのですが、
現場ばかりという訳にもいきません、
一日事務所にいると
建材屋さん、瓦屋さん、タイル屋さんなど
いろんな業者さんの営業担当者が来ます。
電話も入りますし、落ち着きません。
結果、集中して仕事をするのは夜になってしまいます。
朝から晩まで椅子の上でした。
明日からは雨漏れ現場の工事に入るので
朝から、お出かけです。
今日は、朝から紙太の山へ行ってきました。
皆さんは手入れをしないと「山が荒れる」という
言葉を聞いたことがあると思いますが、
実際は想像がつきませんね。
写真をご覧下さい。
さて、どちらが荒れた山でしょう。
40年ほど前に植樹してますが
上の写真は間伐がされてないため
密集して木が立っています。
そのため木の生長が遅く細いままです。
間伐がされてないので、
地面まで日光がさしませんから下草が生えていません、
下草が生えないと、雨が降ったとき表面の土が流されていきます
当然、やせた土地になりますます木の生長は悪くなります。
保水力もないので、川はすぐに増水する事になります。
写真の左側は小さな谷になってますがどんどん削られています。
これが荒れた山です。
2枚目の写真は間伐され、枝打ちも行われているので
日の光が地面まで注いで、
下草がびっしりと生えて山を安定させています。
木の太さも同じ頃植えているのに格段に違います。
谷を挟んで向かい合っている山
管理をするかしないかで、
右と左ではこんなに違います。
荒れた山を元に戻すには、
間伐や、枝打ちをしてきちんと
山を管理していく以外ありません。
私達は当たり前に身近に緑の山があり
豊富な水があると思っていますが
それは先人達がきちんと山を管理してきたおかげであると
感謝する必要があります。
今の私達は何が出来るか
エコポイントをためるときに
少し考える必要があります。
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