社長ブログケヤキの木の下で
2012年5月19日
床の断熱性能アップ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は断熱改修
可児市のMHーHouseです。
この家は20年以上前に建てられた2×4の家
壁はプラスターボートを剥がせば断熱材を入れ替えることができます。
天井も小屋裏に入ればOK
しかし床は….
床には25ミリのスタイロフォームが入ってますが、
25ミリでは気休め程度の断熱性しかありません。
ただ断熱材が入っているというだけのもの。
この床の断熱性を上げるには簡単です、
更に厚い断熱材を入れる。
問題は2×4の床ということです。
というのもこの床は水平方向の剛性を確保するため
構造用合板を根太にボンドで留めつけさらに釘で固定してありますから
合板を撤去して断熱材を入れることができないのです。
というわけで、この家の断熱性を上げるには、
潜って床下から断熱材を入れる他ない。
完全武装
上下のカッパ
マスク
仰向け作業なのでゴーグル
65ミリ厚、長さ80センチ、幅41.5センチのスタイロフォーム、
この断熱材を持って床下に突入!
根太にはブロッキング(合板継ぎ目の下地)
ころび止めなどもあり、
断熱材の寸法も事前に潜っって測らなければ
断熱材のそのものが入らないという、手間のかかる作業
根太の間にぴっちり隙間なく入れなければ断熱性が落ちてしまいます。
難関の洗面室やトイレは終了(配管が床下に出てるのでそれらを避けながらの作業)
本日はLDK
きっちり、きれいに入るか心配なところもあったのですが、
床下で断熱材を見上げてみると美しい!
と自画自賛しております。
25ミリと65ミリで90ミリの断熱材で
がっちり断熱性が上がりましたが
私の腕から肩にかけは鉛のように重くなっております。
昔建てられた2x4の家にお住みの皆さん、
2x4でも20年以上前なら
床下の断熱材は薄いもの(25ミリ)
壁や天井の断熱材も55ミリ程度
どれも今の標準の半分以下しかありません。
それに、2x4だから壁は取れないと言う事もありません。
断熱改修、構造を伴った改修をお考えの方は
一度ご相談下さい。
それででは
みなさん、また明日。
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