社長ブログケヤキの木の下で
2010年4月4日
建具
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日までは長崎へ家族旅行
今日は少しだけご報告します。
宿泊は先日もお伝えしたように
雲仙観光ホテル
昭和10年に竹中工務店が建設しています。
有形登録文化財に指定されていますが
設備に古びたところはなく
落ち着いた時間を過ごせました。
ホールに面したバーにあった内窓、
通常は縦すべり出しでどちらかの縦枠と
建具の縦枠が丁番で固定してありますが
この窓は横枠の真ん中を軸に
回転するようになってます。
内窓として使うのであれば
このほうがデザインの面でも
実用的な通風の面でも
すぐれていますね。
この建具は
トイレの建具です。
この建具を見るまでは
私の好みとして
縦の板を寄せて作っただけの建具は
あまり評価してきませんでした。
でもこのドアには惹かれるものがあります。
構造は寄せた6枚の板のうち
両端は無垢の木を使い
間の木は羽目板で両面から貼ってあります。
樹種は米松のピーラー
あるいはピーラーに近い米松
でもヤニが出てませんでしたから
違うかもしれません。
なぜ惹かれるのかと言う説明はちょっと難しいのですが、
色、
板の合わせ目の凹み
真鍮のデザイン釘の大きさ
縦と横の比率
ドアノブ
ドアノブの色
など、様々な要素があるのですが
たぶんその全てが今のものでなければ
惹かれないかもしれません。
デザイン、
大事ですね。
PS
ホテルスタッフの皆さんのサービス ◎
修学旅行、団体客の受け入れをしていない ◎
それでは
皆さんまた明日。
Category
- 家づくりのたいせつな話(513)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(413)
- 温熱環境(207)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(36)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(91)
- 建築巡礼(36)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(32)
- 手仕事 道具 機器(93)
- 断熱のこと(88)
- イメージ 仕上がり(72)
- 暮らし(176)
- 古い民家の再生(79)
- 経年変化(7)
- イベント情報(27)
- 換気(25)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(6)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(66)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(2)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(3)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)