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社長ブログケヤキの木の下で

2023年8月18日

ラベルのレベル


こんばんは

紙太材木店の田原です。
連休が明けるとやはり忙しくなり、
こんな時間の更新となりましたm(__)m
さて、2024年の4月から開始される
「建築物の販売、賃貸時の省エネ性能表示制度」
来年の4月からですから8か月後です。
簡単に言うと
建物(住宅やアパートそれ以外の建物全て)を
建てたり、借りたりする時に、
その建物の省エネ性がどの程度のものか
一目でわかるように
ラベルを表示するというもの。
主に、エネルギー消費性能と
断熱性能の二つを表示します。
EUでは既に導入されて、
全ての建物に適用されています。
既にあるBELS評価書は、
一次エネルギー消費量と
外皮の性能基準値(Ua値)の表記。
一次エネルギー消費量は、
基準値からの削減率と
単位面積当たりの消費量。
実際、
一次エネルギー自体の馴染みが無いことに加え
それからの削減率が表記してあっても
ほとんどの方は???
面積当たりの消費量も同じく???
外皮性能がUa値で書いてあるけれど、
だから何?と言われれば
答えに窮する実務者も多数…
今回の来年からのラベルは、
エネルギー消費性能と
断熱性を星の数で表すというもの。
(BELSとは別物)
一般の方が知りたいのは
その家に住んだら
その部屋を借りたら
家族4人で冷暖房を含めた光熱費は
(冷暖房費,調理、家電、換気、給湯、照明)
幾らかかるねん?
パネルを載せたら
幾ら分発電してくれるの?
それが一目でわかるような
ラベルにしてほしいはず…
等級やらを星の数で示されても、
星の数の違いは分かっても
星の数が一つ違うと
生活する金額がいくら違うのかは
闇の中。
それは住まい手によって
違ってきますからと言われれば、
そりゃそうだわね。
お金で表記してくれれば
誰もが一目で
高い、安いが判断できるわけで、
それらの数字も入っていると
星の数も具体的な意味を持つことになるはず。
温熱計算のできる設計者であれば
誰でもできることだけど、
そのことを知らずに
家を建てる人もまだまだ多くいるのが現実。
誰もがそのような数字を
意識するようになれば

日本の住まいは今よりずっと長持ちし、
将来不良債権になる
可能性の高い住まいは、

自然に淘汰されるでしょう。
空き家が大量に放置されてる時代
将来誰も評価しない家
誰も買ってくれない家
空き家予備軍の家になる可能性の高い家
そういう家を住まい手が選別できる
そんなラベルが求められています。

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