社長ブログケヤキの木の下で
2023年8月23日
1.3倍
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝はなぜだか、セミが鳴いていません。
連日のあまりの暑さに
ばてているのか、
単に時間が早いからか分かりません。
以前、何かで読んだ覚えがあるのですが
インド当たりでは
酷暑ではセミが死んで、
空から落ちてくるとか…
先週の日経新聞に、
東京23区の新築分譲マンションの
平均価格が記事になってました。
今年1月から6月までの価格です。
1億2962万・・・
昨年の同時期に比べて、
6割高くなっているとか。
お盆前の日経新聞にも
東京の7月の木造住宅の価格は、
2015年を100とした時131.3とありました。
2015年なんて
コロナ前だから随分前じゃないかと
思うかもしれませんが、
コロナ前はデフレですから
2015年も2019年も
それほど価格指数に変動はありません。
住宅を取り巻く環境は
価格のみならず、
2024年問題もあります。
残業は月45時間以内
年間360時間以内
建物自体の合理化、標準化と
現場管理における生産性の向上。
住まい手の要望に細かく応えて
建てる注文住宅とは、
ある意味真逆の方向に向かうことになります。
ダイワハウスは今年の3月に
注文住宅の比率を下げて、
建売分譲住宅の比率を
5割超にすると発表しています。
他の大手HMも長期的な流れとしては
そちらでしょう。
ただそちらには既に
オープンハウスや飯田グループなどが
手ぐすね引いてますから、
価格的な競争は
相当熾烈なものになると思われます。
その競争が
住まい手や将来の子供たちの世代に
プラスになる方向に向かうかどうか
単なる価格競争では
意味が無いのはご存知の通りで、
性能的な部分も必須となります。
ただ、価格は一目で分かりますが
性能となると、
一目ではわかりません。
残念ながら、
なんだかんだと住まい手を
言いくるめてきたのが住宅業界。
今年の4月から
省エネ法が改正されていますが、
それまで断熱性能等級の最高等級は
等級4でしたが
改正後は、
1から7まである真ん中の基準。
改正までは
それをこぞって当社は最高等級です!
と喧伝していましたが・・・
実際、最高等級なんですが
その基準レベル自体が低いことは、
実務者であれば誰もが知ってたこと。
住宅の価格が高騰する中
どんな家を建てるか
人任せ、HM任せ
あるいは営業マン任せではなく、
自分自身で考える必要があります。
営業担当者に任せておけばいい
何も考えなくていい時代は
とっくに過ぎ去ったと言えます。
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