社長ブログケヤキの木の下で
2023年10月4日
相続土地国庫帰属法 認可2件
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日の朝は13度台と、一気に寒くなった美濃地方。
10度を切るのも
それほど時間はかからないでしょう。
先週の金曜日の夜は、
暑くて何度も目が覚めるほどでしが・・・
これから毎年、
今年の夏のような気温になり、
夏と寒い季節しかなくなるのではと
心配になります。
本日から新住協の総会で青森出張。
前泊コースですから、
中身の濃い話が飛び交いそうです。
さて、国に土地を返納できる制度が
始まって6か月が経ちました。
相続土地国庫帰属法と言います。
一定の条件が整えば
土地を国に返せる制度です。
新築を検討されて紙太材木店に来社される方に
必ず聞くのは、
ご夫婦の両親の土地は誰が相続されますか?
30代の方の多くは、
まだ相続をそれほど意識されていませんから
誰でしょう?となるケースが大半でしょうか。
でも新築を検討される方は
夫婦それぞれの実家の相続を
意識する必要があります。
中には、
両親の実家も相続するケースもあります。
そうなると、20年後30年後の
固定資産税の支払いは
ご自分の新築の家
相続した両親の家
更にはその実家の分も・・・
立地条件が良く
すぐに買い手が見つかり
売却できるような土地であれば
心配はいりませんが、
30年ほど前に開発された住宅団地などで
既に空き家や空き地が目立つ、
なんてケースでは
今から20年後に
その土地が売却できる可能性は
限りなく低いと考えるべきでしょう。
と言うことで
相続土地国庫帰属法です。
売れないなら国に返せばいいでしょう?
(建物解体して更地にする必要あり)
今朝のニュースでこの制度の半年間の
運用状況を報じてました。
申請885件
認可2件・・・
皆さんが要らない土地
誰も買いたいと思わない土地は、
国も欲しくないと考えるのが自然。
制度が始まって半年ですから
判断するのはまだ早いですが、
土地は資産と言う時代は
少なくても地方では既に過去の話しです。
土地や建物と言った
固定資産には必ず税金がかかります。
毎年サブスクのように
支払いが起こることになります。
となればそれは負債です。
じゃあ、相続放棄すれば?
あなたが放棄すれば
あなたの兄弟が相続することになりますが、
あなたが要らないなら兄弟もいらない。
兄弟みんな要らないなら
その上を遡って・・・
相続はどこまでも追っかけてくると
思った方がいいでしょう。
新築を検討するとき、
新たな土地をと考えますが
その土地や住まいは将来、
お子さんの資産となるか
負債となるか
落ち着いて考える必要があります。
その新築した家は
自分達で処分できる性能か
最低限20年後、30年後
誰かが買いたいと思ってくれる性能であるか?
断熱や気密、換気、耐震性の確保は必須ですが
それらがちゃんと担保されているか?
日本は新築を建てることに、
それなりの覚悟が求められ時代に
なりました。
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