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社長ブログケヤキの木の下で

2011年6月18日

機能不全

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
こちらは一日雨のようです。
湿度は70%を越えてますが
むしむしした感じはしません。
本日はSR巡りの予定です。
さて、
昨日のカビの降る部屋のお話しで
壁付けの第3種の換気扇は
気密が取れてなければ
ほとんど機能していませんとお話ししましたが
建築基準法が改正され
24時間換気が義務付けられてから
家を建てられ方の中には
「私の家は大丈夫!
ちゃんと換気扇が回っているから」
と思ってみえる方も多いと思います。
その24時間換気扇が
機能しているかどうか
簡単に調べることが出来ます。
家中の窓を閉めて
24時間換気扇がONになってることを確認し
部屋のドアを閉めます。
24時間換気扇がどこにあるか分からない人は
1.2Fのトイレ、浴室の換気扇を確認してください。
そして子供部屋や寝室の壁についている
給気口の前に椅子を置き
その上に乗って
手でティッシュを細く破いたものを
給気口の前に下げて見ましょう
ひらひらとたなびけばOK
本当はティッシュを細かく破かずに
1枚そのまま給気口の前においても
たなびくぐらいでないと
2時間に1回その部屋の空気を入替えることは出来ませんが
残念ながらそのような家は多くはありません。
基準法は24時間換気扇の設置を義務付けましたが
その目的は2時間に1回その部屋の
汚れた空気
(揮発性の化学物質、二酸化炭素、カビやダニの糞などのアレルゲン)
を外に出し、新鮮な空気をいれ
その部屋に住む人の健康を維持し
シックハウスなどの病から人を守る事でした。
24時間換気の設置までは
よかったのですが
建物の完了検査の時に
本当に換気しているかどうかの
確認は義務付けませんでした。
典型的な骨抜きにされた法律・・・
誰が骨抜きにしたのか
確認をされると困る人達がいたようです。
24時間換気の法律は施行されてから既に8年
残念ながら、
日本ではまだ当分完了検査の時に
換気が計画通りできているか
確認される事はないでしょう。
ヨーロッパでは
必ず完了検査時に確認されています。
と言うわけで
今の実験をしてみて
ティッシュがひらひらしない人は
カビの降る部屋
ちりも積もればやまいとなる(by Kimukazu)





窓を開けて・・
今日は雨が降ってますね
では、ドアを開けて掃除でしょうか
掃除機もかけ方次第で
ホコリを舞い上げるだけですから
注意が必要ですね。
さて、
今日のものさし塾
安全編でしたが
来週25日(土)に変更になっていますので
ご注意下さい。
それでは
皆さん、また明日。

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