社長ブログケヤキの木の下で
2011年7月18日
除湿しても・・・、冷房しても・・・
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
なでしこジャパン、
やりましたね!
粘りに粘って
最後まで諦めないで
世界一
感動をありがとう!
さて、感動を胸に事務所に来ると
台風の影響かスッキリしない天気で
朝の8時前なのに気温は30度
湿度は既に70%を越えています。
先日の気密測定技能者の
講義テキストの資料にもありますが
日本の新築の住宅の気密度は
C値で表して5cm2/m2程度と仮定すると
(本当はもっと悪いですけど)
何もしなくて、部屋のサッシやドアを閉めていても
温度差の換気(10度)(家の内外の温度差、1Fと2Fの温度差)と
風(2.5m/s)(風力)による換気で併せて0.5回/h
部屋の空気が入れ替わります。
(漏気と言います)
そこに24時間換気扇の給気口があり
ビニルクロスを貼った壁からの湿流もありますから
エアコンでいくら冷やして除湿をしても
スイッチを切れば
たちまち暑く、
ムシムシした部屋になってしまいます。
きちんと気密の取れた家であれば
例えばC値が0.5cm2/m2の家なら
漏気はありませんし
壁からの湿流も考える必要はありません。
いくら省エネエアコンを買っても
漏気で外の暑い熱気が入いり放題
水蒸気も入り放題の家で
使うのですから、
フルパワーで動かさなければ
涼しくなってくれません。
穴のあいたバケツに水を入れるようなことなのですが
バケツなら穴を塞げばOKです。
家なら気密をしっかり取ればOKなのですが
本末転倒
エアコンを省エネにしていますけど
エアコンの省エネ?にも限度があります。
更に輪をかけて
最近は太陽光パネルで
エネルギーは自家発電で消費などといっています。
真っ先にすべきは
家の基本的性能を上げる事
気密、換気、断熱、冷暖房システムの向上です。
今の住宅の90%はそれが出来ていません。
なぜ国会議員の皆さんが
住宅の基本的性能の向上を言い出さないか不思議です。
それでは
皆さん、また明日。
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