社長ブログケヤキの木の下で
2024年2月19日
cozy corner
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
今週はずっと雨模様のようで気温も高く、
冬なのに冬の気配がしない天気のようです。
そんな訳で
数日、北海道へ行ってきます。
もちろん、勉強ですので遊びではありません。
週末は、見学会やら打合せ、
ご契約にお引き渡しなど盛りだくさんの週末でした。
加えて、その準備は何倍もあるわけです。
少し疲れが残ってますが、
北海道で英気を養ってきますね。
- 家を建てる予定の方は、
いろんな工務店やHM設計者の建てた家の
完成見学会に行かれると思います。
目的はデザインであったり
設備であったり、
あるいはこの時期でしたら
暖かさの確認なんてのもあるはずです。
下世話な話しを言えば
これでこの家は幾らするのか?と言うのも…
更に言えば、
この家で家族4人が生活したら
冷暖房光熱費は幾らかかるか?
1年間の全てのエネルギー代がいくらか?
断熱はどこまでやればいいのか?
『どこまで断熱したら
それにいくらかかって、
その時の暖房費や冷房費は幾らになるか?』
- デザインや設備は
見ればなんとなく分かりますが、
住まいの燃費は見ただけではわかりません。
Ua値や断熱性能等級では
実際の燃費は分かりませんから、
見学会に行ったら必ず聞いてみましょう。
建築会社によっては嫌われるかもしれませんが、
住まい手であるあなたにとって
それはとても 大切な事 です。
30代で家を建てれば、
50年間は暮らすことになります。
そこをスルーして
設備やデザイン、インテリアだけを見ていると
見学会に行った意味が半減してしまいます。
もちろん、性能さえ見ればいいと
言ってるわけではありません。
居心地のいいと感じる場所や
コーナーがあるかどうか?
その場所に座ると
なぜだか気持ちよく感じる、そんな場所です。
- 床や壁や天井の仕上げ材はそれぞれ、
杉の床もあれば
塗り壁や和紙
珪藻土クロスや
板張りの天井千差万別ですが
居心地のいい場所(cozy corner) は
それらを問いません。
空間として
気持ちよく感じる場所、でしょうか。
影響を与えるのは視線の抜けのように感じます。
私の経験から
一つの方向だけでなく
二つ以上の方向に抜けがあると、
心地よさを感じる傾向にあります。
見学会に行ったら
デザインやインテリア、性能だけではなく、
ご自分が心地よいと感じる
cozy corner がどこにあるのか
探してみるのも楽しいものです。
- これは写真や図面では全くわかりません。
その場所に行かないと分からないんですね。
設計者はどこをそんな場所にしようかと
意識してるはずです。
分からなければ、設計者に聞いてみましょう。
喜んでここなんですと教えてくれるか
残念、この家ではムリでしたと言ってくれるか(^^♪
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