社長ブログケヤキの木の下で
2021年5月14日
誰と相談するか
ちょっと小さい会長農園のサクランボ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
前回のシロアリ談義、
皆さんご自分のお考えがあるようで
アクセス数はいつもの8掛け…
シロアリなんて見たくもないし聞きたくもない
更に言えば知りたくもない、ということが如実に出てましたが、
残念ながら、長期的に見れば(30年、50年、もっと?)
好むと好まらずとに関わらず
お付き合いすることになる可能性がありますから、
誰を介して付き合うかがポイントということになります。
シロアリ駆除の専門家?だからお任せではなく、
ご自分の家族が長期に渡って住む家なのですから
シロアリの事を知っていても損はありません。
シロアリの専門の方と話していて思うのは
現在一般住宅で主流のべた基礎は
相当程度、シロアリに対して有効で、
物理的にシロアリが侵入するルートは限られていると感じます。
それをいいことにある建材メーカーなどは
指定の基礎パッキンを使えばシロアリ保証をします
なんてのを出していますが、
統計確率的にべた基礎であればほとんど心配ないことが分かっているから
そういうことを打ち出しているのであって、
たとえあったとしても保険と同じでトータルでは
プラスになることが分かっているからなんですね。
シロアリ恐怖症に罹っている方には馬の耳に念仏?なんてことを言うと
自分の首を絞めるだけなんですが…
(紙太材木店はシロアリを軽視している!的な?)
シロアリ対策はきちんととって結果は素直に受け入れる。
どんな対策をとるかは設計者と協議ですが、
どんな設計者と協議というのもまた頭の痛い話ですが…
倉敷にしても高山、金沢、古川、馬籠etc
古い日本の街並みや家屋は数百年の時を経てますが
現在のような防蟻処理がしてあったわけではありませんが、
それでも尚、古(いにしえ)のたたずまいを残しています。
地震もあったし酷い台風もあったでしょう。
それでも残ってます。
あなたの家だけがシロアリに食べられ30年で倒壊する?
わけではありません。
恐れず軽視せず、科学的な考察の上に対策をとる
これからのSDGsの時代
設計者にも住まい手にも求められる姿勢です。
床下全面、薬剤散布なんてある意味、
狂気の沙汰と言われる時代が
すぐそこまで来ているとも言えます。
こんなことを書くと、
読者が引いてしまうことが分かっていても
お伝えせねばと思うこの頃です。
相談先は
関西圏では住宅医スクールの講師もしている阪神ターマイトラボの水谷さん
中部圏では岡崎シロアリ技研の神谷さん
コロナ禍で日本全国という訳にはいきませんが
床下全面散布の前に相談してみてください。
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