社長ブログケヤキの木の下で
2022年8月3日
コンパクトに?
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は尋常じゃない暑さの中、地鎮祭でした。
朝の10時からですが既に相当な暑さで、
テントが張ってあっても、テントの生地を通して暑さが襲ってくるような感覚…
参加された皆様、お疲れさまでした。
昨夜は地域の会合でした。
業種を越えた会合で、私の住んでいる町の主だった企業の集まりです。
毎月開催してますが、
今年は町行政の最前線で仕事をしている各課の課長クラスをお招きして、
町の現状と将来の課題を講義していただき、その後議論をする流れです。
昨夜は上下水道課。
課題は耐用年数(40年 )を越えて使用している上下水道管が約30%
今後も順次増えていきますが既存のメンテナンスで手一杯で、
管を新しいものに変えるだけの財政的余裕が無いというもの。
老朽化に伴う漏水が毎年のように繰り返され、
そちらの修理で予算と人員が消化されてしまうという状態です。
このことは川辺町に限らず、実は日本中で起こっていることです。
周辺の町村では、実はもっと深刻になっています。
予算的なことを言えば水道法の規定があって、
水道料金の値上げでしか
現状では対応できない仕組みになっているようです。
住んでいる町民は知らないか関心が無いのが共通。
残念ながら行政側が公に情報を公開して、
議論するという地域はほとんどありません。
行政も議会も知ってるけれど、市民町民は知らないという構図で、
寝た子を起こすな的な雰囲気がいたるところであります。
もちろんあなたの住んでいる地域も似た問題を抱えているはずです。
人口減少
財政規模の縮小
少子高齢化etv
こんな状況の中での
上下水道や道路の維持管理には限界があります。
太平洋戦争中の日本ではありませんが
手を広げすぎて伸びきった補給路を維持できないという、
どこかで見たことのある構図があります。
実は行政側には既に多くのところで対策が練られています。
市町村マスタープラン(都市計画マスタープラン)と呼ばれるものです。
誰でも思いつくのは、
伸びきった補給路(上下水道)は縮小するしかありません。
人口や予算が減っていく中、
維持管理できる限界はこの辺りまでという数字は既に出ています。
これから土地を買って家を建てようとする方は、
そのあたりの事もきちんと確認する必要があります。
マスタープランには
ここから先のエリアは維持管理できなくなったらゴメンナサイのところです
なんてことは書いてありませんから、
伸びきった補給路の先なのかはご自分で読み解く以外ありません。
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