社長ブログケヤキの木の下で
2014年10月8日
サッシから逃げていく暖かさ 熱貫流率
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
台風の動きが気になります。
数年前にも何周か続けて台風が接近したことがありましたが
台風養上(足場に取り付けてあるあるネットを片方に寄せて縛る)と
その復旧でてんやわんやになったことを覚えています。
19号が日本の遥か彼方で逸れてくれることを祈るばかりです。
さて、
サッシのお話
前回のブログでは前置きが長くなってしまって
本題にたどり着けませんでした。
冬に暖房して家を温めると
その家から逃げていく熱は
床、壁、天井(屋根)、換気、窓(サッシ)から
逃げていきますが
その半分はサッシから
20畳のLDKで暖房しても
ほぼ同じように暖かさはいろんなところから逃げていきます。
でもサッシから半分と覚えておくと
サッシの重要性がわかります。
YKKが出しているAPW430のカタログ
サッシの性能はいくつもありますが
(耐風性、気密性、水密性、遮音性、断熱性etc)
住宅中級者の方(既にいろいろご自分でお調べになってる方)に見ていただきたいのは
熱貫流率
上のYKKのカタログにも大きく
熱貫流率 0.91W/m2・K(日射遮蔽型)と出てます。
これは
1時間あたり
1m2あたり
サッシの内側と外側で1度の温度差があるとき
どれだけ熱が逃げていくかを示したもの。
真冬に外が1度、室内が20度として
幅が1.6mで高さが2mのサッシなら
窓面積は3.2m2
これで計算すると
0.91(熱貫流率)x3.2(窓面積)x19(温度差)x1(時間)
=55.3w
この窓からは1時間に55.3wの熱が逃げていくことを示しています。
夕方帰宅してから寝るまでの
6時間なら
55.6×6時間=331.8w
家中の窓の面積を足したら32m2つまり10倍の面積なら
331.8×10=3318w=3.3kw
20度の温度を維持しようとすると
サッシから逃げていく熱の対策として
3.3kwの熱を何らかの方法で入れる必要があります。
APWなのでこれぐらいの数値で済みますが
美濃地方で一番売れてるペアガラス、
デュオPGだと熱貫流率は4.65
4.65/0.91=5.1ですから
3.3kwの5.1倍で16.8KW
6時間でこれだけの熱を入れる必要がありますから
16.8/6=2.8
ちょうど定格能力2.8kWのエアコン1台をいれておく必要があります。
もちろん家からは先ほどお話ししたように
床、壁、天井屋根、換気でも熱が逃げていきますから
それぞれからどれくらいの熱が逃げていくか
計算して暖房器具の能力を見極める必要があります。
ようやくここで本題
で
カタログの熱貫流率は本当に正しいのか?
上の計算も
YKKのAPW430で0.91
デュオPGで4.65と計算してますが
本当かなぁ
今までメーカーのカタログ数値には辛酸を舐めてきましたから
素直に信じることができません(^_^;)
ということで
検証ですが
本日は時間が尽きてしまいましたm(._.)m
最近なかなか早く起きれなくて・・
続きは次回
乞う、ご期待!
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