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社長ブログケヤキの木の下で

2015年6月3日

高性能サッシ 今のところ価格はAPW優勢

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
APWフォーラムが今年も開かれています。
今年はAPWフォーラム2015
全国21の会場ですが
東海地方は7月2日に名古屋国際会議場で開かれます。
窓の重要性を実務者に知らせようと
YKKがAPWの発売に合わせて数年前から開催しているもので
講師陣も充実しています。
今後の日本の住宅の温熱環境に大きな影響を及ぼす研究者や実務者を揃えてますから
いくつか会場をハシゴしても毎回興味深い話が聞けそうです。
名古屋は誰が講師かわかりませんが
一般の方にも是非聴いていただきたい内容です。
新築、断熱リフォームをお考えの方は
検討中の工務店に頼んで
こっそり聞きに行っても損はありません(^_^)
寒い家はNG
なんとか暖かい家にとお考えの方や
家なんてデザインや間取りが違うだけで
どれも同じとお考えの方には特にお勧め
目からウロコが落ちるかもしれません。
ということで
YKKは相当気合が入って頑張ってますが
問題は相方のLixil
いつも後出しジャンケンで
同業の動向を見てから勝負に打って出るところが気にいりません。
今回の高性能サッシでも
業界のリーディングカンパニーの矜持は・・・・
リスクを負って新しい時代を切り拓いてきたトステム時代
今は亡き潮田さんが草葉の陰で泣いているかもしれません。
さて、YKKのAPW430に周回遅れで投入されたLIXILのエルスターX
APW430と性能的にはそれほど大きな差はありません。
Q値計算や暖房負荷の計算をしても
出てくる数値は一般の方が気にするレベルではありませんが
率直に申し上げて
金額の差は大きなものがあります。
現在検討中の家で両者に見積依頼したところ
圧倒的にAPW430に軍配が上がりました。
後出しなので
価格的にも下回って出してくると思っていたのですが
ちょっと拍子抜け
高性能サッシの市場規模がまだとても小さいことが影響しているかもしれません。
どちらにしても
YKKとLixilという日本のサッシ業界の両雄がぶつかり合うのですから
一般消費者にとっては価格、性能面でより良い製品を得ることができます。
Lixilはまだ様子見的なところがありますがそれは時間の問題
一刻も早くYKKとの真剣勝負に臨んでいただきたいものです。
これから家を建てる方は
ようやく世界標準のサッシをご自分で選んで決めることができます。
(と言ってもEUの低いレベルと同じですが(T_T))
今までは先進国は言うに及ばず、韓国や中国より
性能の低いサッシしか選択できませんでしたから
ここ数年の住宅業界の動きは目を見張るものがあります。
あとは価格もEUレベルにしていただければ
グッと普及速度もはやまることでしょう。
PS
一度取り付けたサッシは
枠ごと建物本体に取り付けられますから
簡単には交換できません。
ガラスだけ変えても
枠から逃げていく熱がとても多いので
サッシ本体の性能はそれほどあがりません。
家から逃げていく熱の半分はサッシから
暖かい家に住みたい人は壁や天井の断熱材に何を使うかより
サッシの性能にご注目くださいね。
念のため(^_^)

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