社長ブログケヤキの木の下で
2012年6月27日
部屋のイメージを決める家具
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
先日お引渡しをした可児市のMH-House
実はお使いの家具のリペアも頼まれていました。
木製家具ですが
ウレタン塗装がしてあり天板のウレタンもかなりはげています。
椅子も接続部の固定が甘くなりぐらぐらしている部分もありますし
ホゾ穴自体が割れているところもあり
ご主人が応急的に修理されています。
脚物の作品はホゾが命
ホゾ穴の割れも補修の必要があります。
というわけで
ウレタン塗装は全面サンドペーパーで剥しました
入隅部分は治具を使ってウレタンを剥します。
過酸化水素やフッ化水素といった剥離材もあるのですが
使いたくない。
割れてヒビの入った部分は取り除いて再度固定して
骨組みまで完成
オイルを塗って室内で乾燥させます。
張り替えた座面はこれ
オイル塗装の飴色の木の色と良くあいます。
テーブルと一緒に納品
椅子はもともとの素材の木がオークでしたから
ウレタンを剥してオイル塗装
ものの見事に素材の良さを蘇らせることができました。
ただテーブルの天板は集成材でしたから
これは交換してタモの積層材でしあげました。
家具はその家のイメージを決めますからとても大切
どんな家具が置いてあるかで
その人のセンスや考え方が垣間見えます。
いい家具であれば雄に50年以上使えますから
家の新築の時には家具の予算も考えておく必要があります。
こちらの北欧家具などの木製の家具は中古でも古さを感じさせませんし、
すわり心地も抜群です。
ハンス・ウェグナーの椅子
最近はリプロダクト家具といって、
意匠権の切れたデザイン家具も多く出ています。
上記のウェグナーのザ・チェアも
コチラでは一昔前なら信じられない価格(本物ならこの20倍以上!)
デザインは折り紙つき
いいものを、永く、大事に。
家具にこだわりたいけど値段がと言う方には
とてもいい時代になりました。
ps
北欧家具というと若い人達には白木の集成材や
プラスチックや金属をイメージされる方もいますが、
一昔前の北欧家具は無垢のチークで出来ています。
紙太材木店の部屋の雰囲気、
中古の北欧家具やリプロダクト家具がよくあいます。
それでは
皆さん、次回をお楽しみに。
Category
- 家づくりのたいせつな話(513)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(413)
- 温熱環境(207)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(36)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(91)
- 建築巡礼(36)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(32)
- 手仕事 道具 機器(93)
- 断熱のこと(88)
- イメージ 仕上がり(72)
- 暮らし(176)
- 古い民家の再生(80)
- 経年変化(7)
- イベント情報(27)
- 換気(25)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(6)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(66)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(2)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(3)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)