社長ブログケヤキの木の下で
2024年11月4日
拭き漆のカウンター
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
3連休の方も多くおられると思いますが
住宅業界はある意味サービス業的な側面もあって、
世間の休日は仕事日となることが多くあります。
昨日は動画撮影のため、
久しぶりに岡崎の大門の家を訪問しました。
お引き渡しから既に5年近く経っていますが、
丁寧な暮らしをされているのが
分かるお住まいなので
楽しみにしていてください。
- 久しぶりの訪問で
今更ながらいいなぁと感じたのが拭き漆(ふきうるし)
- 写真は手洗いのカウンターです。
お引き渡しをした5年前よりもしっとりとした色艶が出て、
時を経てより美しくなっているように感じました。
奥様に何かされてますかとお尋ねすると
タオル交換の時にさっと拭くだけですとのこと。
大門の家では
キッチンのカウンターと2階の洗面も
拭き漆を塗ってますが、美しさは同様です。
- 水回りの木部を
工業製品であるウレタンやニスで仕上げると
漆の様にはいきません。
一般の方ではご存じない方も
多くおられると思いますが、
拭き漆はもっと見直されていい塗装です。
動画は編集もあって
公開するのは少し先になりますが、
楽しみにしていてください。
- 欧米では住宅は何十年も何世代も
住み継がれるのが当たり前ですが、
日本では戦後を経て
高度成長期を通して
雨風さえ防げればそれでよし
兎に角、家が足りないから
建てろ建てろが
そのまま70年ちかく続きました。
そうなると家の性能は2の次3の次ですから、
30~40年したら建て替えることが
多くの人にとって当たり前で
世代が代われば新築を建てるのが普通・・・
世界中探しても世代が代わる度に
注文住宅で新築を建てるなんて国はありませんが、
日本ではそうだったんですね。
住まいは
安かろう悪かろうではなく、
性能にしても
デザインにしても
あるいは使う素材にしても
世代を越えた視線に耐えられるものである必要があります。
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