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社長ブログケヤキの木の下で

2018年3月28日

前沢パッシブハウスで感じたこと


おはようございます、

紙太材木店の田原です。

昨日は大野町の家の完了検査の後

高速に飛び乗って富山県、黒部市の前沢パッシブハウスへ行きました。

新住協、中部東海支部の研修で

他の仲間は前日から泊まりで行ってましたが

私は前沢パッシブハウスのみのピンポイント参加

3時間の高速運転の後、1.5時間のパッシブハウス滞在

その後、3時間高速運転で帰ってくるハードな一日でした。

実はこの建物、YKKの所有で建築されてから今まで公開されてましたが

この3月をもって終了しますということで

それを知った事務局が急遽この研修を企画したものです。

一般の方にはパッシブハウスと言われてもピンとこないかもしれませんが

ドイツのパッシブハウス研究所が認定する一定の基準があって

それは年間の暖房費や冷房費、湿度や気密性、建物で使う一次エネルギーなど様々な数値が規定されてます。

ですから日本でもその認定を受けている住宅はまだ数えるほどで

モデルハウス的に建てられたものも多くあります。

もちろん一般住宅として建てられたものもありますが

いまのところ数は少ないのが現状です。

ただ、世界に目を転じてみると

アメリカでも中国でも韓国でも

住まいの潮流はこのパッシブハウスに向かっています。

自動車がハイブリッドや燃料電池車からEVという電気自動車にシフトし始めているように

住まいもできるだけエネルギー消費の少ない家に向かっています。

それは単にPV(太陽光パネル)を載せてエネルギー消費をチャラにするというものではなく

住まいの本質的な性能(断熱、気密、換気)を上げたうえで

エネルギー消費を抑制するという方向です。

いまの日本の政策はまだ、手っ取り早いPV優先で

ZEHに補助金を出してというレベルですが

前々回もお伝えしたように遠からず

そこに断熱性や気密性といった基本的な性能のレベルアップが求められてきます。

(いまのZEHで求められている断熱性や気密性はかなり低いレベル、気密性は求められていない・・・)

国が規定する基準は最低基準で

それがある程度普及すれば当然その基準レベルは引き上げられます。

いまのところ

パッシブハウスの認定をとるための費用がそこそこ掛かりますから

一般への普及はまだ先と思われますが

様々な計算ソフトが出ていますから

認定を取らなくてもパッシブハウスレベルの住宅が建てられるような時代はもうすぐそこに来ています。

ps

勾配天井の軒先側

高さは手が届く程度でも低さは感じません。

手の位置で2.1m

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*予約制完成内覧会を揖斐郡大野町で開催させていただきます。
  詳細は、3月27日のブログをごらんください。

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