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社長ブログケヤキの木の下で

2018年4月27日

南向きの家を建てるなって! どういうこと?


ソルデルリマリ ヌーヴォー
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
オリーブオイルが届きました(^^♪
以前ご紹介したアジエンダ・アグリコーラ・グラーティ​は
その後味が変わってしまい、今一つになっていました。

ということでこのオイルがお勧め
偽物も出るくらいの人気です。
残念ながらヌーヴォーはどこを探してもありませんが
そうでなければネットで購入できます。
値段も普通ですのでオリーブオイルにこだわりのある方は一度購入してみてください。
私が入っている百年の家プロジェクト
南向きの家は建てるな、なんて言ってるので
誤解されてるところもありますので少し解説します。
この言葉は
実務者、特に設計に携わる方へのアンチテーゼみたいなもので
常識や固定観念で設計することを戒めたものです。
南向きの家は日本人の誰もが家を建てる時、土地を購入するときに
思うある種の願望です。
面白いのは欧米ではあまりこういったことは聞きません
実際あちらでは家の向きをいままであまり気にしているようではありませんでしたが
最近は日射の利用という観点から南向きの家を建てることが
エネルギー消費に敏感な層から支持を得ていますし
パネルを屋根に載せるケースでは常に意識されています。
日本でも、パネルを載せるという前提もありますが
お日様に素直な設計というのは南向きで南面にはできるだけ大きなサッシをつけて
日射を室内に取り込み、冬の暖房負荷を低減させるというのが
高性能な住宅を設計する実務者の間では常識になっています。
多くのケースではそうなのですが
(だから常識、あるいは固定観念になってるのですが)
本当にそうなのか?は
自分自身で計算して確認する必要があります。
パネルを載せる前提だと南向きがいいので
パネルは前提から外して建物の向きの違いで暖房負荷を計算してみると
実際、窓の配置や数によっては真南に向いている時と
45度傾けた時では暖房負荷が同じとか小さくなるケースがあります。
実務者の方は計算ソフトがあるのでご自分でいろんなケースを当てはめると
数値で確認できます。
条件を同じにして0度と45度傾けたときの比較で
軒の出や窓のサイズ、東西北の窓の数など変えてみると
いろんなことが分かります。
住まいが建つ土地の形状や、建物の配置や向き
隣の家の配置状況など
全てが異なりその中で設計していかなければなりません。
中には南は隣家が迫っていてというケースもあります。
そんな中で設計するとき固定観念や常識に囚われているわけにはいきません。
設計者は周辺環境をよく読んで
勘や経験、あるいは常識に頼ることなく計算で確認する必要があります。
南向きの家を建てるな!にはそんな意味合いがあります。

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