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社長ブログケヤキの木の下で

2018年6月4日

Q-1住宅 花池の家の付加断熱工事

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おはようございます、
紙太材木店の田原です。
快晴で気持ちのいい朝です。
田舎では玄関や家の戸は日中開けたままというところが多くあります。
かく言う紙太材木店も日中戸は開けたままなので
この時期にはツバメが事務所の中に巣を作ります。
外では蛇やカラスに雛が狙われますが
事務所の中ならその確率は低くなるからです。
朝は、はやく戸を開けろと事務所の中を煩く飛び回りますからこの時期は5時起き
夕方薄暗くなるころ2羽とも戻ってきますからそれから戸を閉めます。
家の中のツバメは日中はずっとおしゃべりをしていて煩いほどと
頭の上に巣がある経理が言っていました。
さて、週末は花池の家の上棟打合せ
主に電気関係のスイッチやコンセント、照明器具の取付位置の最終確認を現地で行います。
これまでは図面上だけの打合せですから
住まい手の方には図面に記入された記号だけでは
はっきり言ってそれほど理解できていないのが実情
実際の動線を確認しながらすべての部屋をチェックしていくと
図面上だけでは見えていない部分が明らかになっていきます。
造作家具やキッチン、ダイニングテーブル、TV、ベッドなど
様々なものが室内に入ります。
それらとの距離感や高さも意識する必要がありますから
それなりに打合せ時間がかかりますが
注文住宅ならではの楽しい時間を過ごすことができます。
一方、外では付加断熱工事の真っ最中

壁の中の断熱材だけでは
断熱性は壁の厚さに制限されてしまいます。
10.5cmの柱の壁であればいくら入れても10.5cmしか入りません。
12cmならそれまでということになります。
この花池の家は12cmの柱の壁の外に更に10cmの断熱材を入れますから
合計で壁の断熱材の厚さは22cmになります。
驚かれるかもしれませんが
紙太材木店の家の8割りはこの付加断熱をしています。
最近はウレタン系の断熱材を壁の中に吹き付ける手法が流行りですが
高性能な家を作る工務店や設計事務所はほとんど使いません。
壁の熱貫流率という数字を計算すると
自分たちが必要と考える断熱性がそれでは得られないからです。
これから数十年住む家です。
35歳で家を建てれば90歳近くまでの50年以上住むことになります。
住まいの省エネの大きな流れは変えようがありません。
太陽光パネルを載せれば当面電気代は安くなりますが
10年の買取期間が終われば自家消費がメインになります。
その自家消費を少なくしてくれるのが家本来の性能です。
一度入れた断熱材を交換するには相当な費用がかかりますから
限られた予算をどこに使うかじっくり考える必要があります。
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