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社長ブログケヤキの木の下で

2018年6月8日

時を経た風合い 可児の家


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
東海地方も先日梅雨入りしましたから
毎日それなりの空模様で
今日も3時過ぎには雨になるとか
何とか一日持ってもらいたいものです。
さて、前回外壁に張った杉板のについて書きましたが
昨日はちょうど可児の家の2年点検にお邪魔しました。
外壁は下半分の1階がモルタルにジョリパット塗り、
2階は杉板でウッドロングエコを塗っていて
上の写真は2年前のお引渡し直後のもの。
こちらが昨日写した写真

南面の杉板の色の経年変化を見ると
影の影響もありますが
下のほうが薄くて、軒に近い上のほうが濃い色のように見えます。
もう少し拡大してみましょう。

やはり、軒の影の影響だけでなく
下のほうが薄く、上のほうが濃い色が残ってます。
雨がかりの水でウッドロングが流されたあるいは希釈されたと思われます。
屋根の裏側になる軒裏をご覧いただくと
何も塗っていない状態が確認できますが
この軒裏が壁と同じような色になるには
相当な時間がかかります。
ウッドロングエコ、あるいはエコウッドトリートメントは
経年変化の時間を短縮した塗料と考えてもよさそうです。
前回ご紹介した西方設計の写真でわかるように
これから徐々に自然に変化していき10年を過ぎる頃には
ある種の時を経た風合いを持った外観に変わります。
自分が年を取って変わっていくように
家も変化していきますが
どんな具合に変わっていくのかは人も家もとても大切です。
お化粧をすれば誰でも家でも綺麗になりますが
にじみ出てくる美しさというものはお化粧ではでません。
紙太材木店はそんな風合いを持った家を建てたいと思ってます。
上の写真
日射遮蔽を兼ねたガラリ戸も動きの確認をしたので
閉めた状態ですがこちらもいい具合に色づいてました。
こちらは室内ドア
完成直後

2年後

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