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社長ブログケヤキの木の下で

2024年2月14日

用の美

  • 土曜日は完成見学会

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    今朝は久しぶりの1度台で、氷は張っていません。
    昨日の日中は季節外れの暖かさでしたが、
    今日もそんな日になりそうです。

 

  • 日本中のいろんな仕組みが、
    コロナを境にどんどん変わっています。
    住宅で言えば
    断熱や確認申請時の4号特例の基準。
    あるいは東京都のように
    太陽光パネルの設置義務です。
    今回の能登半島の地震の調査次第では、
    耐震性能の基準の変更も予想されます。
    長期優良住宅では
    既に等級3が基準になっていますが、
    この等級3は等級1の
    1.5倍の地震に耐えられる構造です。
    つまり、ベースになっているのは
    耐震等級1なんですね。
    この等級1は40年以上前の1981年に作られた基準です。
    住宅を建てる前に提出する確認申請では、
    耐震等級1をクリアしていれば許可が出ます。
    熊本地震の悉皆調査(全棟調査)
    この耐震等級1では
    倒壊8.7%
    全壊9.7%
    大規模半壊、半壊、一部損壊61.2%
    無被害20.4%
    倒壊と全壊が18.4%ですが
    大規模半壊は取り壊し
    半壊も恐らく住めるようにするには
    相当程度の費用が掛かりますから
    取り壊しでしょう。
    一部損壊の割合が
    どの程度かは分かりません。
    能登の地震の調査結果次第では、
    この耐震等級1の基準自体が
    変更される可能性があります。

 

  • パラダイムシフトという言葉があります。
    住宅に限らず、
    労働時間や
    再エネ、省エネ
    ダイハツ
    政治など
    あらゆる分野で
    従来はそれで良しとされてきたもの
    許容されてきたもの
    常識とされてきたものが、根本的に変化しています。
    住まいをどうするかということについても
    耐震性の低い住宅
    省エネ性の低い住宅
    耐久性の低い住宅などは、
    今後の日本では
    価値のない家となる可能性が高いです。

 

  • 中古住宅を買うとして、
    上記の住宅を積極的に買いたい人はそれほど
    多くいるわけではありません。
    日本中どこでも地震の可能性がありますから
    新築住宅の優先順位は
    耐震性が第一
    断熱性(省エネ)が第二
    耐久性が第三
    極論を言えば
    後はお好きにどうぞでしょうか。
    但し、
    ​用の美は住まいにも言える言葉です。

 

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