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社長ブログケヤキの木の下で

2019年4月17日

人口減少、少子高齢化の日本でどんな家を建てるか?

​​おはようございます、
紙太材木店の田原です。

野村総合研究所 (2017年年度版)2030年の住宅市場
一昨日の朝は4.1度ととても寒い朝でしたが
今日は9度とそれほど寒さを感じない朝になりました。
とは言いながら、いつもの習慣で薪ストーブに火をつけてます。
工務店の経営者であれば
住宅の着工戸数と言うのは凡そ頭に入ってますが
実務を担っている営業職や現場監理、あるいは設計者は
意外に知らないものです。
特にその中でも注文住宅の着工戸数となると
経営者の中でも案外知らなかったりします。
紛らわしいのは
住宅の着工戸数とひとくくりにして言う場合
その中には
貸家、持ち家、分譲の3種類の家が入っていることです。
貸家はその名の通りですが、その中の大半はアパート
大手の供給量がかなりを占めます。
分譲もその名の通りで、いわゆる建売住宅のこと
最後の持ち家に注文住宅は分類されます。
建築主が自ら居住する目的で建てられた住宅です。
その持ち家、つまり注文住宅は上の統計によれば
2019年は凡そ24万戸ですが
2030年、つまり10年後には18万戸になると予想されています。
約25%減・・・
今から20年前のバブル絶頂期には60万戸前後でしたから隔世の感があります。
それに対し
空き家は2013年で820万戸
2030年には2000万戸と予想されています。

​2016年6月7日 野村総合研究所 NRより​
誰が見ても新築、作り過ぎやろ
10年しないうちに2000万戸も余るんなら
そっちを何とかしたほうが・・・
と思うのは私だけではありませんが、
そっちを今の若い方の嗜好に合わせてリフォームとなると
それはそれで高額な費用が掛かるわけで
それなら新築建てたほうがいいとなってしまっているのが現状です。
問題は
どんな新築を建てるのか?
30代で家を建てて30年後の2050年に資産価値のある家
その頃の空き家がどれだけあるか分かりませんが
掃いて捨てるほど家が有り余ってることは予想できます。
その状況の中で住んでみたいと思われる家が
どんなものになるか分かりませんが、
少なくても多くの人に住んでみたいと思われれば
市場での価値があるということになります。
その頃の30代がどんな家に住んでみたいと思うか?
神のみぞ知るですが、
少なくても寒い家、燃費の悪い家が選ばれることはないでしょう。
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