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社長ブログケヤキの木の下で

2020年1月10日

早く終わってくれ…と願うばかり 拭き漆塗り

​​​おはようございます、
紙太材木店の田原です。
快晴ですが、放射冷却がそれほどでないようで
気温は3度ほどと暖かい朝です。
前回のブログで住宅医検定会で
春明の家を公開審査で発表したと書きましたが、
私の記憶違いのようで審査の発表は折立の家でした。
相前後して工事をしていた
明の家も発表のさわりで紹介していたので、
その時の写真が使われたようです。



最近は造作の家具の工事も増えてきていますが

一般的な工務店でも同じ傾向がみられます。
大量生産の工業製品のデザインに違和感を持っている層が増えているのもありますが、
どちらかと言えば価値観が多様化していることによるものでしょう。
大手のHMでは決められたもの以外を使おうとすると
出来ないと断られたり、高額な費用の支払いになり、
よほど予算に余裕のある層でなければ無理でした。
地場の工務店や設計事務所は小回りが利きますから、
ああしたい こうしたい に柔軟に対応できます。
ネットが普及する以前はせっかく造作で作っても、
デザインが今一歩というケースも多くみられました。
現在は様々なデザインがネットに溢れています。
技術はあってもデザインが今一歩のため及第点が取れなかった
工務店や設計事務所が、

デザインと言う力を身に着けやすくなったと言えるでしょう。
もともと技術はあるのですから
住まい手の意識の変化にあわせて造作家具が普及していくのは、
時代の流れかもしれません。
上の写真は手洗いカウンターの天板で板の材料はウォールナット。
塗ってあるのは漆です。
拭き漆と言って、
漆を塗って拭きとって乾燥させるというのを何回か行います。


作業自体はそれほど難しくありませんが
問題はかぶれること。
私の場合、
スタッフの小栁が事務所でこの作業をしていると
どこかがかぶれます。
空気中に飛んでいる漆の粒子に反応していると勝手に思ってますが、
小栁は全くかぶれません。
10人いれば一人は漆に強く、8人は普通にかぶれ、
最後の一人は傍を通っただけでかぶれると言われてます。
私は最後の一人のようなので、
早く作業が終わってくれと願うばかりです。

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