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社長ブログケヤキの木の下で

2024年10月25日

3.1度も上がる前に

 

  • おはようございます、​​​紙太材木店の田原です。
    今の時期は暖房も冷房も必要ありませんから
    窓を開けて風を楽しむことができます。
    網戸は付けたままの家が大半ですから、
    蚊や虫が入ってくる心配もありません。

 

  • 実は、古い家の窓は
    サッシでは無くガラス戸ですから
    網戸は衣替えに合わせて出したり仕舞ったり。
    障子や襖も同じで、夏の間は簀戸になります。
    エアコンの無い時代ですから通風頼みですが、
    まぁそれでも団扇と扇風機で何とかなってきました。
    住まいの衣替えの時期は6月と10月ですが、
    今年のように夏がどんどん長くなると
    どうなることかと心配になります。

 

  • 今朝のニュースで、
    このまま温暖化ガスの排出が続くと
    今世紀末には平均気温が3.1度上がるとか
    3.1度も上がれば、秋と春が極端に短くなって
    夏と冬だけになるか
    酷暑の夏と
    秋に似た冬になるかもしれません。
    建築に携わる身として
    出来ることを考えてみると
    住宅を建てる時は工業製品だけでなく
    出来るだけ自然なものを使えば、
    製造時のエネルギーを削減できて
    少しはお役に立てます。
    暖房エネルギーや冷房エネルギーが
    少しで済む家ならもう少し貢献できることになります。
    住まいを木造で建てる方が多いと思いますが、
    住宅で使われる木も地元の木(県産材)であれば
    運搬するエネルギーも(ウッドマイルズ)
    少しで済みますし
    お金が東京や大阪に本社がある会社に
    行ってしまうのではなく
    地元で回ることになります。
    もちろん住宅ローンも地域の金融機関であれば
    お金がどこか遠くへ行ってしまうのではなく、
    地域で回ることになります。

 

  • 地方で家を建てるということは
    凡そ50年はそこに住むわけです。
    その地域がそれなりに
    元気でいてもらわないと困ることになります。
    家を建てる時の数千万のお金が
    地元で回るのか
    東京や大阪へ行ってしまうのか
    個人が数千万ものお金を使うのは
    住宅を建てる時しかない訳で、
    そのお金はどこへ行くのか?
    これからの時代
    地方に住まなければならない人は
    自分のお金の行く先がどこか
    考えてみる必要があります。
    一度家を建てれば、50年は住むことになるのですから。

 

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