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社長ブログケヤキの木の下で

2021年3月19日

何が・・・

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おはようございます、
紙太材木店の田原です。
日中は暖かくても朝晩はまだ寒い美濃地方
今朝は4.2度ですが昨日の朝は0.7度
去年の3月17日はマイナス2.5度でしたから
昨年に比べれば桜の開花も早いようです。
昨日は週末に完成見学会をする前野町の家で
見学会用の家具や小物を搬入。
それと換気装置やダクトの最終点検でした。
途中、前日に測定した気密測定の結果報告書がメールで送られてきました。
結果は0.3前後と予想してましたが
0.1とかなりの好成績。
この物件は乾太君を設置してますから
排湿ダクトが気密ラインを貫通しますし、
乾太君本体からの漏気もありますから少し心配してたのが本音。
気密処理の仕方はそれ以前の住まいと同じなので
やはりサッシの違いでしょうか。
大開口スライディングと引違いのサッシが各1か所、
残りはドレーキップとFIXサッシです。
紙太材木店の場合、YKKとLixilのサッシを使います。
過去物件を見ても
巷間言われているような、
メーカーによる差異はあまり感じません。
気密を上げるために引違いのサッシの使用を控えるなんてこともしませんし、
掃出しサッシも普通に使います。
川辺の家Dでは掃出しサッシが6か所ありましたがC値は0.3
鵜沼山崎町の家は掃出しサッシが3か所、
引違いの腰窓が3か所ですがC値は0.2

今回の前野町の家を他の家を比較してみてわかる違いは
1.玄関ドアが他の物件はガデリウスでしたが、
今回はYKKのイノベスト。
測定中に開口部やコンセント周りなど
顔や手をかざして漏気個所を探るのですが、
ガデリウスの玄関ドアは必ずどこかで漏気を感じます。
イノベストはどうかなと漏気個所を探してみたのですが、
今回は感じませんでした。
2.床面積あたりの開口部の数。
開口部数を床面積で割ると他の物件に比べ、
30%ほど小さくなっています。
平屋の家と言うこともあって
窓の絶対数が少なくなっていることが影響しているように思われます。
同時に比例して可動する窓の数も少なくなりますから、
C値の数字も良くなっているのでしょう。
ただ、0.1も0.3も生活上の違いはほとんどありませんから
一般の方が一喜一憂することはありません。
むしろ、実務に携わる方は
木造住宅のC値は材の収縮などにより
数年後には約30%ほど落ちますから、
経年変化で材が収縮してもC値が下がらないように
建築中にどんな手を打ったらいいか
どこがポイントなのかを意識して対策をとっておく必要があります。
気密ラインや防湿ラインの処理は当然ですが
木材の収縮も頭に入れておく必要があります。​​

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