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社長ブログケヤキの木の下で

2009年6月10日

スタンス

自然素材を使う
なぜ?
いろんな工務店のHPを見てると、
自然素材という言葉があふれてます。
でも、なぜそれを使うのかという理由がとても表面的です、
体にいいから、VOCが出ないから、流行りだからなどなど
少し調べれば?の付くことばかりです。
集成材を使わない、合板フローリングを使わない
ビニールクロスを使わない
そう宣言しているところもたくさんあります、
そして、珪藻土クロス(ビニールに珪藻土が塗ってある)を使います、
珪藻土(樹脂入り)を使います
無垢の床材を使用します(下地は針葉樹合板です)
階段も無垢材です(積層集成材です)
澱粉系接着剤です(化学合成してます)
都合の良いところは大きな声で、
主旨と矛盾する部分はあえて触れない、説明しない、
言わされている営業担当者も、聞かれたらどう答えようかなどと
びくびくしている。
こんな事しているから、お客様は疑心暗鬼になります。
(本人は質問が無ければ筋の通った説明のつもり)
当然、予算的な制約はどんな建物にもあります
法規上優先しなければならない場合もあります
(例えば、耐震性を高める為の合板使用など)
お客様に受けのよい言葉だけで飾ろうとすれば
矛盾が出てきます。
お客様の想い、予算、その会社の家に対する考え
諸々のものを勘案し何を優先するか、
その判断材料は何か、
それを突き詰めていく過程が家づくりなのではないでしょうか。
そのとき問われるのは
自分の立脚点、スタンスです
それを常に思い起こして見なければなりません。
紙太の場合のそれは
「世代を超えた視点に耐えられるのか」です。
それが、社内にいきわたっているか、
職人さんも理解しているか
常に伝えてなければなりません。
昨日言ったから今日は言わなくてもいいわけではありません。
昨夜あるブログの論争を読んでいて感じました。

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