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社長ブログケヤキの木の下で

2023年3月15日

老婆心ながら


おはようございます、

紙太材木店の田原です。
快晴ですが
今朝も寒い美濃地方です。(2.7度)
昨夜は商工業者の有志でつくっている
街づくり協議会。
月に一回ですが、昨年1年間は毎回
役場の課長クラスをお招きして、
課題や今後の行政の方針などを
お聞きしました。

知れば知るほど、
地方の抱える問題は深刻です。
答えがある問題ではない分
試行錯誤で取り組んでいく必要がありますが、
そんな問題こそ
リーダーシップが求めれれます。
しかし、行政だけで対応するには
予算的な限界があります。
何をするにもお金がかかります。
保育園も社会福祉も
上水や下水の維持も
増え続ける空き家対策も
経済が成長し給与が上がり、
人口も維持できていた時代。
そんな時代の家づくりは
ある意味、どこにどんな家を
建てても
良かった時代…
しかし、人口は減っていく
生産性は上がらない
給料は伸びない
それなのに、インフレは進行していく
エネルギー価格も上がっていく
そんな中での地方行政の対応は
後手後手になりがちですが、
もっと悪いのは
そんな行く先は分かっているのに
知りながら、気にしながら
将来対応をなにもしない。
何も知らせないといった
寝てる子を起こすな的な対応も…
地方在住の方で新築をお考えの場合、
新規に土地を購入されるケースもありますが
本当に土地からの購入しかないのか
両親の住んでいる家はどうするのか
その家は売却できるのか
空き家にならないか
負債にならないか
人口が減っていく、
経済の伸びがそれほど期待できない状況
の中での
家づくりは、
ハザードマップでの確認だけでなく
様々な検討が必要になっています。
両親が家を建てた時代とは
全く違う状況の中での家づくりということを、
くれぐれもお忘れなく。
老婆心ながら
昨夜の会議に出ての感想です。

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