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社長ブログケヤキの木の下で

2023年3月20日

今更ながら・・・

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝もまだ3度の美濃地方
桜も開花していますが、
朝晩の寒さは普通でしょうか。
古い田舎の家には納屋とか長屋があって、
そこを普段使いの必需品置き場にしていました。
例えば、
竃(かまどまたはくど)で使う薪や
掘炬燵や七輪でつかう消し炭
(炭は高価なので消し炭)
焚きつけ用の鉋屑(かんなくず)
都度、補充していきますから
2.3年どころか5.6年分…
場所があれば更に保管しておくことになります。
その他にも捨てるには
もったいない、いつか使うかも?
なんてものがそのまま、
50年でも60年でも置いてあることに。
ところが時代が下って、
薪や消し炭の利用は
普段の生活ではなくなってしまいました。
となるとその場所に
行く必要がなくなるわけで、

建物はあっても足を踏み入れなくなります。
何年も・・・
さて、そうなると
ある日突然、あれ?となります。
なりました(-_-;)


屋根のてっぺんの棟を支えている梁が、
受けている柱のところでずり落ちている…
長年の雨漏れで
梁を受けている柱と梁が腐朽して、
屋根の重さを支えきれず
下がってしまってます。
応急的な補修はしてましたが
いつまでもそのままと言うわけにはいかず、
重い腰を上げて梁の交換です。
100年以上前の屋根の瓦の葺き替えも、
同時に瓦の下の野地と垂木も交換と
大きな工事になりました。
さて、内部にあった
薪と消し炭、それに多量の藁の束。
薪は軽トラ4車
消し炭は2車ほどの量で
疲労困憊で運び出しました。
薪は事務所の薪ストーブで
藁は会長農園にバラマキ…
山のような消し炭は
さて、どうしたものかと思案中。
メルカリで買ってくれる人がいればいいけど…
新築の住まい手の方には
住宅は必ずメンテすることが出てきますから
時々家の周りを見てまわったり、
出来れば床下も見てくださいね。
などと言ってますが
やはりその通りで、
雨漏れにもっと早く気づいていれば
こんな大事にならなかったと
今更ながら思う次第です。

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