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社長ブログケヤキの木の下で

2012年1月15日

あれこれ (2)

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
寒い日が続きますが
いかがお過ごしでしょう?
昨日のお客様
ご主人は北海道の生まれで建設会社にお勤め
奥様も長野県のご出身で
お二人とも寒い地方の方
スタジオの薪ストーブをご覧になられ
懐かしいわねぇ、冬はこれが一番と
しきりに仰ってました。
お子様も手が離れ
定年後の住まいをどうするかのご相談です。
30年ほど前に家を建てられましたが
水周りの設備は当時のままですから
使い勝手も悪く、
タイル張りのお風呂の寒さは
つま先で洗い場を歩くほどとのこと
暮らし易い家にリフォームをというのが
お二人のご要望です。
暮らし易い家
太陽光パネルを設置すれば
お二人の生活は暮らし易くなるかどうか、
ちょっと疑問ですね。
お二人が望んでいるのは
冬の寒さ対策や部屋ごとに温度の違うヒートショック対策
あるいは躓きやすい段差の解消であったり
風通しがいいとか、結露が少ないといった
日々の生活上のストレスが極力少ない事です。
確かに最新の設備機器を入れれば
便利にはなりますが
暮らし易さということとは少し違います。
暮らし易さには
暑さ寒さに代表される感覚的な暮らし易さと
設備投資や維持管理費用の安さという経済的な暮らし易さがあります。
設備機器には寿命がありますから
一度取り付ければそれでOKというわけではありません。
エコキュートでも太陽光パネルでも全館空調機でも。
全館空調機で200万の初期投資
電気代が月に3.5万
それを減らすために
太陽光パネルで300万
ようやく電気代が1.5万でも
そのための設備が合計500万
30年後のそれらの機器の動作保証は・・・
原発も電気代は確かに安い
でも何かあったとき
廃炉にする時のコストは算入されていません。
全館空調、エコキュート、IH、太陽光パネル、高性能エアコンetc
確かに使えば便利で電気代も安いけれど
いつかは壊れます。
そのことも頭に入れておきましょう。
家に住むのは20年や30年ではありません、
基本的な性能がよければ
長く暮らしてもストレスはありませんが
設備機器の頼った住宅では
将来的に経済的なストレスが起こる可能性があります。
断熱、気密、換気、冷暖房システムが
家の基本的な性能を決めます。
設備機器ではありません。
それでは
皆さん、また明日。

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