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社長ブログケヤキの木の下で

2012年5月10日

4地域でよかった

こんばんは
紙太材木店の田原です。
北海道にリプランという雑誌があります。
東北、関東にもありますが、
残念ながらこちらにはありません。
一般消費者向けの雑誌ですが
もともと寒冷地の北海道をベースにした雑誌なので
断熱や気密、換気と言った住宅の基本的な性能についても
消費者に分りやすく解説しています。
そのリプランから
「自然エネルギーで環境にいい暮らし」という冊子が出ています。
道内で建てられた14軒の家の
実際の月々の電気料金が掲載されていて
家族構成や使われている暖房、給湯器の種類
平面図まであり、おまけに電気の契約容量までわかります。
住宅の性能に関心のある方なら
冬にはマイナス20度は普通
昨年の12月にはマイナス28度!(旭川)
というようなところでの光熱費(暖冷房費を含む)
気になるところですね。
いったい、いくらかかってるんだろう?
実際に住んでる人たちの具体的な感想もありますから
勉強になります。
どんな寒い地方に住んでいても
大容量の熱エネルギーを使えば
暖かい家になります。
つまり、旭川でスカスカ住宅に住んでいても
ガンガンとストーブを焚けば暖かい家。
その分光熱費は上がっていきますから
使っている光熱費を見れば
おおよそ、その家の性能がわかる次第。
と言っても
北海道のQ値は次世代省エネ基準で1.6
14軒すべてその基準をクリアしているとすると
1月、2月の光熱費には随分差があります。
厳冬の北海度なので
余計に差が出ますが
温暖な4地域の美濃地方
Q値は2.7でOKなのですから
こちらで北海道基準の1.6、
あるいは2地域の1.8で建てれば
どれだけ冬を楽に過ごせるか
想像がつくというもの。
地中熱活用で平均年間光熱費12万円を目指す工務店研究会の我々としては
4地域でよかったと
胸をなでおろすばかりであります。
とは言っても
今年の八百津町
H邸で1週間温度記録をとったところ
最低気温がマイナス9度やマイナス7度
最高気温が1度と2度なんて日もありました。
1週間全て最低気温は氷点下でしたから
4地域のこの辺りでも十分寒いですね。
それでは
皆さん、また明日。

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