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社長ブログケヤキの木の下で

2023年7月10日

難敵


おはようございます、

紙太材木店の田原です。
昨夜の雨で地面はまだかなり濡れてますが
今朝は快晴の美濃地方です。
気温は23.5度
湿度は95%です。
さて、こんな梅雨末期の季節。
きちんとした性能の家であれば
エアコンで除湿が可能ですが、
その性能を理解した設計者が設計したのか?
あるいは一種の全熱交換機を設置すれば
全てOKと思っている設計者が設計した家か?
で違ってきます。
残念ながら
後者の設計した家の方が多いのが現実です。

たまたま偶然、
快適に暮らせてる家もあれば
なんだかなぁ、
梅雨時も快適って聞いてたんだけど
そう思いながら暮らしている家も
多くあります。
1種の全熱交換機を使って
この湿度なんですから
現在の技術では限界です。
なんて言われると、
一級建築士の先生が言われるなら
そうなんだろうと諦めて思考停止する?
いやいや、そんなはずはない
俺の家はもっと可能性があるはずだと信じて
快適な室内空間を求めて
エアコンの仕組みや機能を勉強して、
自分自身で試行錯誤する住まい手が
少なからず存在します。
そんな方々が
ツイッターやインスタ、ラインなどで
情報を発信していますから、
快適空間を実現できる
可能性のある家に住んでる方や
現状の室内環境に疑問を持っている方は
一度試してみてはいかがでしょう。
ひょっとして、リモコンの設定一つで
変わる可能性があるのですから。
さて、
梅雨時や夏場の湿度の問題。
実は住まいが高性能になればなるほど
顕在化してきます。
そうなんです、高性能になるほど
断熱や気密の性能が上がるほど、
除湿が厄介な問題として
浮上してきます。
エアコンと言う機械の顕熱比の問題です。
温度を下げることに使われるエネルギーと
湿度を下げることに使われるエネルギーの比率は
ある程度決まっているのですが、
住まい手が望む温湿度にするには
この比率が邪魔をすることになります。
除湿しようとすると
温度が下がりすぎて寒い
丁度よい温度にすると
除湿できなくて不快
そんな状態になりがちです。
性能の低い家なら
この比率がエアコンに近いので
気にならないのですが、
性能が低ければ
冬には寒い思いをすることに…
夏場、梅雨時の
指一本の操作での快適性は、
エアコンと言う優れた機械の
更なる性能向上を待つしかありません。
それまでは現状のエアコンを使いつつ
如何に除湿と戦うか、
設計者にも住まい手にも工夫と研究が求められます。
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