HOME >> ケヤキの木の下で

社長ブログケヤキの木の下で

2013年7月31日

冷房代、幾らまでならOK?

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
ここ数日、大雨が降ったりして
朝から随分湿度の高い日が続きました。
(26度、80%)
今朝は快晴で
気温22度、湿度65%と
気持ちのいい朝。
こんな日が続けば日本の夏も暮らし易いんですけど
それは無い物ねだり
とは言いながら
日本の夏の除湿
冬の加湿は必須事項
つまり住宅内で湿度をコントロールできると
暮らしやすさはかなり向上します。
もちろんできるだけエネルギー(お金)を使わない方法で
日本の住宅の室内環境向上のトレンドは湿度管理
(既に温度ではありません)
ところが換気が義務付けられていますから
いくら除湿あるいは加湿をしても
換気されれば元の木阿弥
ということで
湿度管理は換気とセットということになります。
夏に室内を換気すると
外の湿度80%を越える空気が入ってきますから
せっかく除湿して湿度を60%にしても
すぐに元に戻ってしまいます。
(もっともこれは換気のせいばかりでなく
 家の隙間がたくさんあるからという理由もあります。)
そこで出てきたのが
以前も紹介したデシカ
換気時に水蒸気も交換してしまう優れものですが
値段が高いのとでかいのとランニングコストが高くて
まだ一般的ではありません。
換気をしながら
湿度を60%程度に抑えられれば
室温30度でも空気のエンタルピーは
室温28度、湿度70%と同じ。
これは温度を2度下げるのと
湿度を10%下げるのは同じ効果があることを示しています。
(つまり10%加湿すると暖かく感じる)
これからの住宅では
風量自動の弱運転の冷房で
家中どれだけ涼しく、
同時にどれだけ電気代がかからないかが問題
1台のエアコンで
土日祭日の終日
平日の夕方から翌朝まで
冷房をつけたままにして
その電気代がいくらまでなら許容されるか
もちろん家中が同じ温度と湿度でということです。
2000円?3000円?
あなたなら幾らまでならOKでしょう?
実現するためには
断熱だけでなく
防湿や日射の遮蔽も含めた
住宅本来の基本的な性能が高くないと
暮らし易い家にはなりません。

Archive

ご相談予約
資料請求