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社長ブログケヤキの木の下で

2014年12月3日

暖かい家に暮らすための質問

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
あっという間に天気予報通り寒くなった美濃地方
昨日は小雪がちらつき
今朝は氷点下で氷が張っています、
いよいよ冬本番となりました。
昨日、午前中にお伺いしたお客様の家では
北側にある玄関の戸を開けて中に入っても
外と同じくらい寒い
というより外と中の温度の違いが感じられない玄関ホールでした。
20年ほど前に建てられた土壁の家、
断熱材もありませんので
それは仕方がないのかもしれませんが
外観は瓦にサイディングですから
それほど古さは感じません。
前回お話した20年以上前の2×4の家も
玄関は北側
二つの家の玄関ホールで肌で感じる寒さが実感としてほぼ同じ(^_^;)
既存の日本の住宅の温熱環境には大きな問題があります。
問題は
温熱環境に問題があると感じている人が少ないこと
家を設計したり、建てる側の実務者も
冬には室内が少々寒いのは当たり前
住み手側も同じように
冬、家の中が寒い、お風呂が寒い、脱衣室が寒い、
トイレが寒い、廊下が寒い、玄関が寒い
それは冬として当たり前のこととしている雰囲気があります。
国の基準も最低限の基準しか示さないから
必然的にそれさえクリアできればということになるわけで
国、作り手、住まい手の三者が
冬、家の中が寒いのは当たり前と
容認している形になっているのが今の日本
そこに住むのは
自分も含めた家族なのですから
「暖かい家に住みたい」
という抽象的な要望ではなく
一歩踏み込んで
具体的に
「美濃地方でひと冬(11.12.1.2.3月)の暖房費が
家中暖房して3万円以内の家にしたい、
その時の室温は家中どこでも
20度を下回らないで。
この家はどれくらい暖房費がかかりますか?」
このような要望や質問がお客様から出されたとき
実務者、設計者や工務店、HMの担当者は
きちんと答える義務があります。
いやぁ~
うちの断熱材は羊毛ですから暖かいですけど、
どれくらい暖房費がかかるかちょっとわかりません
住む人や家族の人数によっても違いますから
でも、皆さん、とても暖かいって言いますよ
うちはウレタンを吹付けますから
気密も取れて全く問題ありません、
隙間がありませんから暖かいですよ
寒さを感じる温度は人それぞれですから
いくら分暖房にかかるか
家の大きさや家族の人数によりますね。
うちはセルローズファイバーです、
壁の中にこれでもかって入れます
防音性もあって暖かで一石二鳥です
いくらかかるかわかりませんが
今の省エネ基準をクリアしてますから
平均的な新築住宅よりは少ないはずです。
・・・・・・
これでは答えになっていません。
要望が実現できるのかできないのか
できなければ、暖房費がいくらかかる家なのか
エネルギーパスといって
EUでは既に全ての住宅に対して、
売買や賃貸時にその住宅の燃費の提示を義務付けています
住宅の燃費
車の燃費を考えて頂ければお分かり頂けるとおもいます。
ひと冬いくらの暖房費がかかる家なのか
家中、暖房した時に
3万円で済むのか
10万円かかる家なのか
(家中としているのは床面積で割ればどのHMや工務店の家とも比較ができます)
冬に家中パジャマで生活できるのか
着込んでも膝から下が冷たいストレスを感じる生活をするか
ひと冬、3万円で家中パジャマで生活できれば
年をとっても楽に暮らせます。
暖かさの指標は
住宅の暖房燃費
家中、23度にしたとき
ひと冬でいくらかかるのか
それを床面積で割れば
1m2あたりの暖房燃費がでてきます。
30坪、100m2の家でひと冬
10万円なら
¥100.000割る100m2で 1.000円/m2
¥30.000割る100m2で 300円/m2
比較されて困る家はこう言った数字は教えてくれません(=´∀`)

12月4日 訂正
訂正前
¥100.000割る100m2で100円/m2
訂正後
¥100.000割る100m2で 1.000円/m2 
計算間違いしてました
m(._.)m

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