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社長ブログケヤキの木の下で

2015年3月13日

ずっと雪だったのに 室内気温が高かった訳

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は氷点下の美濃地方
池には氷が張っています。
1昨日は朝から雪
前日からの雪がそのまま降り続けて
積雪は10cmほど
加茂野の家はどうだったでしょう
10日の夕方
室外の気温は3.3度、
室内は14.3度
お昼前から雪が降ったり止んだりの一日でした。
熱交換式の換気扇が動いているだけで
その他の熱源はありません。
11日の朝
前日からの雪がそのまま降り続き
珍しく2日続けての雪です。
朝、9時半の外気温は1.3度
2015-03-11 011.JPG
外はこんな状況で雪が降りつづけています。
2015-03-11 001.JPG
前日の夕方が3.3度で一晩経った翌朝の朝が1.3度
冷蔵庫やTVといった家電製品も何もありません。
さて、室内気温は何度になっているか計測してみると
2015-03-11 003.JPG
11.4度
朝9時25分の室内気温です。
前回のブログでは自然温度差6.4度と言ってましたが、
念のため再度計算すると8.15度
室内発生熱が554w
日射取得熱が630w
合計1184w
これをQ値1.22×床面積119.23m2で割ると8.15になります。
しかし室内発生熱がありませんから日射取得熱だけで割ると
630/145で4.3度が自然温度差ということになりますが
前日夕方から朝にかけてですから日射もありません。
その朝の室内気温が11.4度あるわけで
???
さてどういう仮説が成り立つか?
前日夕方14.3度(16時30分)
90%の熱交換で17時間
2時間に1回室内の空気が入れ替わりますから
約8回入れ替わっていることになります。
平均外気温を0度とすると
6.1度が予想される室内気温ですが
実際の計測では11.4度と3度ほどしか下がっていません。
それでは
雪が降っていたので外気温が実は3度ほどあったとしたらどうでしょう
放射冷却が無いわけですから上がっていても不思議ではありません。
平均外気温が3度と仮定して計算すると
7.8度
室内気温が11.4度ですから
3.6度の差がでます。
まだ差がありますね。
さて、簡単には答えが出そうにありませんが
考えられるのは雪が降る前数日間の気温
それぞれ最高気温が下記のとおり
6日 11.5度 日照時間 2.2時間
7日 11.6度 日照時間 0.1時間
8日 17.7度 日照時間 9.6時間
9日 13.4度 日照時間 0.0時間
10日 6.8度 日照時間 6.9時間
8日の17.7度は注目していいかもしれません
日照時間も9時間以上あります。
つまり雪が降る前に家全体が蓄熱していて
熱を溜め込んでいた可能性があります。
専門的には熱容量と言いますが
恐らくこの雪が降る前数日感に溜め込んだ熱の影響で
室内気温が計算よりも高かったと思われます。

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